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005.「モモ」というなぞなぞの答えは出た?

 ところでこのエンデが遺していった「モモ」というなぞなぞの答えなのですが、最近になって私は「もしかして、なぞなぞの答えを解いちゃった?!」と思ったのです。それで私が思いついた答えが本当にそうなのかどうか、誰かお金のことについてよく知っている人で、さらにまたなぞなぞが得意な人に尋ねてみたくてたまりません。

 私が「こうじゃないかな?」と思っている答えを先に、書きますね。

 「ええっ、答えを先に言われたらつまらない!」と思う人もいるかもしれません。

 でもだいじょうぶです。エンデのなぞなぞは、エンデの作品がひと言では説明できないのと同じぐらい、ひとつのなぞなぞが解けても、まだまだなぞなぞのような状態が続くからです。

 それに私が今「解けたかな?」と思っている答えだって、もしかしたらこの先にまた何か矛盾が見つかって、「やっぱり違っていた」となるかも知れません。先に言ってしまっても十分だいじょうぶです。なぞなぞはまだまだ、たっぷり楽しめます。

私が「解けた?!」と思っている答えは、こういうものです。それは…。

 「お金を財産にしては、いけません!」というものです。

 普通は「???!」って、思いますよね。私たちの社会では、お金は普通、とっても大切な財産です。それなのにそのお金を財産にしてはいけないというのは、どういうことかと思います。

 「お金を財産にしてはいけません!」を、もう少し具体的な言葉で言ってみましょう。

 「お金を、財産にするお金と、お買いものをするためのお金と、きっちり分けましょう。そうしてお金は、お買いものをする専用にして、財産にするお金は廃止です!」。

 ここまで書けば、お金の勉強をしている人にはピンときましたよね?

 そうです。私たちの社会では、血液のように世の中をぐるぐる流れていくお金と、財産として世の中のどこかの、誰かのお家に閉じ込められてしまうお金に、同一のお金が使われているのです。そしてお金はこの2つの機能を、同時に両方使うことができません。だから私たちの社会では常に、お金が「凍ったり」、「解けたり」しながら、流れるのです。

 そうしてこのことが、私たちの社会に深刻な「時間どろぼう」を生み出す原因を作っているのだと思います。なぜかと言うと、生きている人間は一瞬だって、凍りついて時間の中にとどまっていることなどないからです。

 せっかく答えを書いたつもりなのですが、ますますなぞなぞのようなことに、なってしまいました。だいたい「お金を財産にしてはいけません!」ということと、私たちの社会における時間どろぼうとの関係は、まだまだまったく見えないと思います。

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