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「プリティ・ウーマン」のヴィヴィアン♪は経済のことがわかっている?!

 「プリティ・ウーマン」のDVDを見ていたら、以前は気がつかなかったけれど、とても感心?してしまう会話に気がつきました。

 ヴィヴィアンというのは、ハリウッドの街角に立つコールガールなのですが、意外にも経済のことをとてもよく知っているようなのです。それも実業家や学者のように知っているというのではなくて、まったく普通の人の感覚で理解しているようなのです。

会話を抜粋しました。字幕の作成者の名前がDVDの中から見つけられなかったので、ここには表記できませんでした。(作成者さま、申し訳ありません。)

 場面は、エドワードとヴィヴィアンがビバリーヒルズの高級ホテルで、朝食をすませたところです。2人はまだ知りあったばかりです。「E」としたのが、エドワードの台詞で、「V」としたのが、ヴィヴィアンの台詞です。(読みやすいようにかぎかっこ、「、」の位置を多少変えました。)

V「仕事は?」
E「企業買収」
V「どんな企業を?」
E「財務上、困難にあえぐ企業だ」
V「買いたたくの?」
E「今週は10億ドルを投じて某企業を買収する」
V「10億ドル?」「頭がいいのね。私は高校2年で中退。」「最終学歴は?」
E「大学院だ」
V「親の自慢の息子ね」「10億ドルなんて持ってないくせに」
E「銀行や投資家の融資だ。買収もらくじゃない」
V「生産や建設はやらないの? 買収した会社は?」
E「売る」
V「売るだけ?」
E「会社を解体してバラバラに処分する。儲けが大きい」
V「車を盗んでパーツを売るのと同じね」
E「だが合法だ」

 よく考えてみると、すごい会話だ♪と思いました。ヴィヴィアンという女性は、学歴は高校中退であっても、資本主義社会におけるビジネスには、「何か、世の中の役に立つものを生産してお金を得るビジネス」と、「世の中の役に立つものは何も生み出さずに、ただお金だけを得るビジネス」の、2種類のビジネスがあることを、ちゃんと知っているのです。

 私は、自分が経済のことを知りたいと望むようになるまで、このようなことはまったく知りませんでした。企業買収という言葉を聞いても、「そういう仕事もあるのか」と思って、それで終わりだったと思います。普通ヴィヴィアンのような階層の女性は、だいたい私と同じようなものではないかと思っていたのですが。(笑)

 「車を盗んでパーツを売るのと同じ」という表現には、私にはそうなのか、どうかはわかりません。企業買収という事業は、「盗む」というよりも「お金の力を使って、合法的に取り上げる」という印象があるので、「力ずくで、安く、取り上げて」という表現の方がいいような気もします。

 でも、それもまたエドワードが言うように、本当に「合法」です。

 「プリティ・ウーマン」はラブ・コメディであり、シンデレラ物語ではあるけれど、あちらこちらにアメリカ的な資本主義社会の素材が散りばめられていて、おもしろいと思います。

 競争社会の中ですっかり冷たくなってしまっているエドワードの心をいやし、間接的に大事業を救ってしまったヴィヴィアンという隠れた構図は、どこか資本主義社会的な夢を含んでいる恋愛ドラマであるようにも見えます。

 時々しか見ないDVDなのですが、今回は2人の会話の内容に気がついて、また新しく、すっかり楽しんでしまいました♪

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