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地球の迷い

 6月に入ったらあっという間に首相が変わり、金融大臣も変わってしまいました。

 先週の終わり頃からテレビのニュースを見ていると、心の奥底に冷たい水が浸みこんでくるようで、すっかりテレビを見なくなりました。

 経済が、悪い方向に向かい始めたと感じます。

 つい先月までは、おそらく21世紀の終わり頃までには、地球は資本主義を脱して、もっと調和した素晴らしい世界になるというビジョンが見えました。世界中のほとんどの人たちは仲良くなり、争いなど損だと思うのでしなくなり、地球を傷つけることを止めるようになると思えました。

 でもそれなのに今の私には、まったく反対の方に向かっている地球の姿が、心に映ります。地球はおそらく経済をコントロールできなくて、大変な方向に向かっていくのだと思います。

 地球のほとんどの人たちは、平和になりたくて、幸せになりたくて生きています。地球を傷つけてしまえば、自分たちの子孫が困るのだということを、よく知っています。

 それなのに、誰も「経済」という猛獣をコントロールできません。暴れまわる経済に誰も手がうてず、人間の方が、そして地球の方が傷めつけられてしまっています。地球はおそらくこのまま、経済をコントロールできなくて、自分たちの星を壊滅的な状態に追い込んでしまうのだと思います。

 お金に埋もれている人たちは、地球の空気や水が汚れることなど、なんとも思いません。地球の空気が汚くなれば、「自分は、空気を買えばいい」と思っています。

地球の温暖化が止まることよりも、自分が株を持っている企業が利益を上げてくれる方がいいと思っています。利益を吸い上げた後の企業が、地域の人々から環境の補修を望まれていても、1ポイントのお金さえ手放すものかと思っています。それどころか吸い上げた利益を、今度はどこに運用して増やそうかと、目を光らせている始末です。

 私は信仰者なので、あまり暗いビジョンを見てはいけないのですが、今はあまり、明るいビジョンが見えません。こんなに美しい地球の風景ですが、30年後にはまったく違った状況になるかも知れません。

 経済学者は何も言いませんが、人間が経済をコントロールできないのは、お金の価値増殖機能と株主資本主義にあると思います。この数字上のトリックが見抜けない限り、地球は「経済」に振り回されてしまうと思います。

 スピリチュアルを信じる人びとは、まるで宇宙から突然誰かがやってきて、地球の経済を変えてくれると思っているのかも知れません。でもそのようなことは起こらないと、私は思います。地球のことは、地球に生きている人たちが決めていかなくてはいけないと思います。

 そのためには、経済という、あまりにも情報が少ない世の中の事象についても情報を集め、その正しさを自分たちで考えていかなくてはいけないと思います。

宗教を信じるように、誰かの話を鵜呑みにするのではなくて、いちいち情報を自分でフィルタにかけて、「たしかにそのとおりだ」と、確認ができることだけを信じた方がいいと思います。情報に振り回され、根拠のない感情で、経済を決めてはいけないと思います。

 たくさんのバラやいろいろな花が咲き、同時に雨に濡れた紫陽花が美しい6月なのに、ふと道端で、感傷的な気持ちが心をよぎります。閉じられた時代に生きる人たちの、どこか空しいようなさみしさです。

 「地球の人びとは、経済を取り戻せるチャンスを逃したのだ」と感じます。この間までものすごく近くに来ていたものが、突然向きを変えて遠ざかってしまいました。

 地球の青い空、地球の青い海、たくさんの栄養を含んだ豊かな土や、そして動植物たち。これほど生命力に満ちている地球ですが。

 その一方で昭和10年代のような、見えない雲が音もなく空を覆います。

 少しふさがるような気持ちで日向を見ていたら、道端で一生懸命、店頭の自転車を並べ変えているハンバーガー・ショップの店員さんを見ました。

 働いている人の姿は、本当に美しいと思います。

 人間が「経済」をつかまえて、地球がもっともっと美しくなればいいと思います。

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