子どもの数
私自身には子どもはいないのですが、私は子どもの数が多い家庭というのがちょっと苦手で、以前から少子化という現象についても、それほどよくないこととは思っていませんでした。
私はおっとり型の性格なので、子だくさんとか、にぎやかすぎる大家族は、あまりむいていないのだと思います。子どもは少人数の、小さな家族の方が、子どもひとりひとりの気持ちを大切に接してあげることができて、いいのではないかな?と、なんとなく漠然と思っていました。
でも最近、その考え方が少し変わりました。
親戚の新年会があって、そうしたらめずらしく5人兄弟プラス5人の子どもで、合計10人の子どもが集まっている場面を見たのです。年齢は15歳から1歳まで、ばらばらです。ひとつの部屋に、それだけの子どもが集まっていると、ちょっと壮観な感じでした。
でも見ていたら、意外なことに気がつきました。
子どもたちは5人兄弟を中心に、しょっちゅうかまい合って、動物みたいによくくっついて遊んでいるのです。年齢が上の子どもがちゃんと、自分より小さいこどもの世話をして、5人兄弟の一番下の子どもも、自分より小さい1歳児にちゃんとかまっています。
子どもの性格にもよりますが、ひとなつっこい1歳児は、あちこちに移動しながら大人、子ども問わずに、いろいろな場所で抱っこされ、すっかりご満悦の様子です。
「いい場面だな」と思いました。
大家族というのは、(その状況にもよるのでしょうが)小さい子どもが抱っこしてもらえる場所が、いっぱいあるわけです。核家族の中の一人っ子、二人っ子では、なかなかそうもいかないのではないかと思います。
小さい子どもにとって、ほかの人の体温を感じていられるということは、とても大切なことだと思います。
資本主義下では、先進国では少子化、発展途上国では人口増加傾向のようですが、子どもにとっては、いったいどういう状態がいいのかな?と、少し考えてしまいました。
どちらにしても、安全に生きられることは大前提です。
経済が資本主義でなくなった時、地球の子どもの数と言うのは、いったいどのぐらいに落ち着くのかな?、と思います。
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