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2つの物語から

 最近、ある有名な2つの物語のシーンにハマっています。

 

 ひとつは「星の王子さま」(岩波少年文庫2010)の中の、バラの花の台詞です。

 


 「あたくしのもといた国では…」と、バラの花は王子さまを困らせてやるために言うのです。バラの花は、王子さまのサービスが足りていないかのように文句を言い、王子さまをすまない気持ちにさせるために、わざと、です。

でもこの台詞は、この先が続きません。なぜならほかの星にいたのは、バラの「花」ではなくて、「種」だったからです。だからバラの花は、種だった時のことが思い出せなくて、あとはわざとせきをしてごまかします。それを見て王子さまは、ますますすまない気持ちにさせられてしまいます。

 

 甘え方がとっても下手だったバラの花…。

 

 バラの花のそういう態度が王子さまを、ほかの星の旅へと向かわせてしまいます。

 

 私も、大切な人の前では絶対に、そういう態度はとらないように気をつけなくては…。(^^;)?

 

 ところでこの台詞、私も時々本当にそう言ってしまいそうになることがあって困ります。

 

 「私がもといた星では…」と、時々言いそうになってしまうのです。

 

 うーん。星の名前は思い出せませんが、とにかくこんなに、地球ほど騒がしくなかったことは、たしかです。なんだかいろいろなことが、うまくいっていました。(^^)

 

 私がハマっているもうひとつの物語は、「続あしながおじさん」です。(遠藤寿子訳 岩波少年文庫3027 *こちらはもう販売されていないようです。)

 
「あしながおじさん」の物語は、ジューディという孤児院育ちの少女が、自分を大学に行かせてくれた、会ったこともない慈善家の理事に、手紙で近況を報告するというお話です。ジューディは最後には、あしながおじさんとハッピー・エンドです。

 
そして「続あしながおじさん」というお話は、ジューディの大学時代の親友であるサリーという女性が、ジューディがもといた孤児院の院長になって、孤児院を改善してゆくというお話です。サリーはジューディと違って、生まれながらのお金持ちのお嬢さんです。

 

 そのお嬢様が、ちょっとしたなりゆきで孤児院の院長となった時。サリーは快活で、なんでもユーモアたっぷりに、はっきりと言う性格の女性です。サリーがジューディにあてた手紙の中の、はじめて見た孤児院の様子の表現を見てください。

 

(引用はじめ)

 「ジューディ、あたしは、こうまで何から何まで、みっともない、汚い場所がこの世界にあろうとは、ほんとうにいままですこしも知りませんでした。」

(引用終わり)

 

 あまりにものすごい言いようです。でもなんだか、カラッとしていて、思わず笑ってしまいます。サリーはこれからこの明るさで、孤児院の大改革を始めて行くのです。

 

 ところでこの2つのシーンを素材にして、私の中で今、ちょっとした文章のいたずら♪を計画しています。この素材はちょっと、おもしろいかもしれません。(*^^*

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