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地球の足跡

 昨年の大みそかの夜は、実家で姪っ子とテレビを見ていました。そのうちに姪っ子は寝に行ってしまい、私がひとり、リビングでテレビを見ていました。夜中の1時頃から、NHKの福島原発に関するドキュメンタリーの放送がはじまりました。なんとなくそのまま、見てしまいました。tv

 

 その時まで私は、福島原発の事故の原因というのは、おそらく20年ほど前に何かがあったのだろうと、思っていました。ところがそのドキュメンタリーを見てみたら、ものごとの大きな分岐点は、50年以上も前だったのだと思いました。

 

 1954年に第五福竜丸の事故があった後、日本国内では強烈な反核運動が起こります。ところがその時に、ある新聞社の社長であった人物が、世論を覆すための大きなキャンペーンを行い、世論をみごとにひっくり返してしまうのです。その後、原発は推進されるようになり、そこに商社が利益を求めて集まってきて…。

 

その時の原発の購入は、アメリカからのターンキー契約という、カスタマイズがほとんどできない形の契約でした。カスタマイズができなかったそのために、福島原発はわざわざ土地を掘り崩して、海面に近い高さに建設され、2011年3月11日、その場所を津波が襲った、というわけです。

 

 私が気になったのは、新聞社による世論を変えるためのキャンペーンと、当時の日本には原発を設計する技術もなかったがゆえの、ターンキー契約という契約でした。

 

 新聞社によるキャンペーンの時には、新聞社の社長でもあり、政治家でもあるひとりの人物が登場します。もう亡くなっているのですが、その人物の死後約40年がたってから事故が起こり、その結果、放射能の影響は今後300年…。

 

 この人の人生は、死後340年も地球に影響を与えていくわけです。

 

 歴史の教科書などには出てこない人なのでしょうが、「大人物…?」shadowというべきなのか、とにかく目を点にして見てしまいました。

 

 私は現在、特定の宗教団体には属していませんが、いちおう自分では信仰者だと思っています。そうするといちおう生きている間に、あんまり悪いこととか、社会とか地球に迷惑をかける生き方はしたくないな♪、と思います。shine

 

 幸い小人物なので、そういう心配もまったくないのですが、もしも社会に影響力があるような人間になってしまったら、できればケインズshineのように、自分が持っている才能とか立場は、世の中が良くなる方向に使いたいと思います。(←心配ないって!笑)

 

 それにしても、人間は大人物でも小人物でも、地球に足跡を残して、死んでゆくのだと思いました。

 

 考えてみればこんなに小人物でしかない私でも、研修講師と言う仕事の中で、受講者さんから時には「楽しかった」という、有難いお言葉をいただき、その時間を「楽しい時間にできた!」という小さな足跡をつけて、生きています。note

 

 その足跡は、波に洗われて消えてしまうような、はかないものかも知れませんが、それでもその一瞬は、そういう足跡をつけたのです。foot

 

 無神論者の人たちは、自分が死んでしまえば、何も残らないと思うかも知れませんが、それでもその人たちの足跡も、地球にひと時、残っていくのだと思います。

 

 地球の歴史というのはそのように、たくさんの足跡の結果です。きっと、器の大きな人ほど、なおいっそう、自分の才能とか役割りを大切にしながら、しっかりと歩いていかなくてはいけない場所なのだと思います。shine

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