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結論です。(その8) 現行のお金の問題点(発行者の金利)

 私は、社会に向けての「お金の発行」という仕事は、公共的な仕事であるべきだと考えています。私的な目的のために、発行されてはいけないと考えているのです。

 

 お金が適切な目的で発行されれば、社会の生活循環は安定し、社会の参加者は安心して働き、また生きていくことができます。そしてその継続によって、社会の生産能力は、ますます向上するはずです。heart

 

 その状態を具体的に言うと、社会の中で、生産物やサービスを提供したい人と、消費したい人の間で、売り買いの希望が一致した時には、その時の貸借の関係を表示するために、速やかに、適切な量のお金が融通されるということです。shine

 

 この時お金の発行は、社会全体の生活循環の流れを縦方向の流れだとした場合、流れにたいして横断的な方向で、発行、及び融通されます。shine

 

 お金はあくまでも、生活循環の流れの中で、生産と消費をつなぐための「つなぎ」の道具に過ぎないのです。流れの必要に応じて、お金は柔軟に移動、及び新規発行、消滅がされるべきです。recycle

 

 でもこれは、あくまでも私の理想でしかありません。実際には、私たちが現代の社会で使っている現行のお金は、決してそのような状態にはありません。

 

 私たちの社会に、過剰に作られては廃棄されている生産物があり、また、働きたいのに仕事がないという人が多く存在しているのは、お金が適切に発行されていないということと、適切に融通がされていないためだと思います。

 

発行される量が適切でないうえに、発行されたお金が、生活循環を円滑にする目的のためでなく、そのほかの目的のために使われてしまうことがあるためです。

 

 この記事と次の記事では、そうした私たちの社会におけるお金のあり方で、私が「適切でない」と考えている仕組みについて整理します。

 

 はじめは、お金の発行者による、お金の発行の時に発生する金利です。これは、中央銀行から市中銀行に貸し出される時の金利と、市中銀行が信用創造によって、数値を発行した時に発生する金利です。

 

 お金はただの、社会の参加者同士の、貸借の関係を表示する数値に過ぎません。大昔はしかたがなかったとしても、電子マネーが存在する現代は、この「数値が増える」ということの意味について、見直しがされるべきではないかと思います。

 

 単なる数値だけを発行すればよくなった現在、それでも金利は必要でしょうか?

 

 そしてまた、もともと社会にたいして、一定量しか発行していない数値を、時間が経過したからと言って、一定量以上回収しようとする発想は、おかしいと思うのです。お金の所有者は、社会の中でうやむやになるかも知れませんが、社会に発行してあるお金の総量を考えれば、まずありえない発想です。

 

(回収したいのであれば、発行者は差額分のお金をあらかじめ発行して、手元に用意しておいて、返済の時には自分で、返済された貸し出し額に足してあげてから、返済を受けるべきだと思います。libra

 

 お金の発行者から、社会の参加者に課される返済の義務と、金利の存在は、社会のお金の有り様を、不安定で、不足しやすい状態に置いてしまいます。

 

たとえば、社会に生産物やサービスが余っていて、同時にそれを消費したいという人が存在していても、その時、消費したいという人が、金利をつけて返せないと見込まれてしまうと、お金は融通されず、そのために生産と消費のつながりが、断ち切られたままになってしまいます。

 

 単なる、貸借の表示用の数値が発行されないばかりに、せっかく生産された生産物や、働きたい労働力が生かされず、同時にその一方で、生活に支障をきたしてしまう人が出てしまいます。sweat02

 

お金の発行者が主張する、返済の義務と金利は、社会にお金の不足を招くと思います。(社会の参加者同士の貸し借りについては、後述します。)

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