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経済の発展とメンタルヘルスケア

 私は10代の頃に心の不調を経験しましたが、その時の診断名は、よくある「神経症」とか「うつ状態」という程度のものでした。

 

 でもそのわりには、自分で感じる症状が大変騒々しいものだったので、自分では違和感がありました。おまけに治療が終わっても、12年前までかなりの症状が残り、人間関係はトラブルの連続でした。typhoon

 

(12年前に半分ほどの症状が解決し、現在は7、8割程度の症状が解決しています。)

 

 10年ほど前のある時、大学の心理学の授業の中で、「私がかかっていた病気は、もしかしてこの病気だったのではないか?」と感じる病名に出会い、はっとしました。ちょっと驚くような名前の病気です。

 

 その病名は、かなり強烈な印象の病名だったので、私はそのことを、なかなか人に話せませんでした。

 

 ところが最近本屋さんで、この病気に関する本がけっこう出版されているのに気がつき、びっくりしました。いつの間にか、病気の知名度(?)が上がっていたようです。

 

 本屋さんの棚には、その病気に関する本が10冊以上も並んでいます。しかもその中には、おもしろおかしく、マンガにしてしまっているような本まで出ています。(!)

 

 たしか何年か前までは、もっと悲劇的なニュアンスの病気だったはずなのに…。

 

 この最近で、病気に関する研究が進んだのかも知れません。あるいは患者さんが、増えたのでしょうか?

 

 思わず本棚の前で、「時代が変わった」と思い、佇んでしまいました。

 

 この病気の例に限りませんが、そうした感じで最近は、30年ほど前に比べると、社会の側からの、心の病気に対する理解が、ずいぶん進んだと思います。たとえば現代では、うつ病という病名を聞いても、それほど驚く人はいないのではないでしょうか?

 

そうした変化を感じる時、私は「日本が、いわゆる先進国で良かった」と思います。

 

 経済というのは、どこの国でもはじめは、自分たちの衣食住を整えていくだけで、精一杯です。衣食住を整え、自動車や家電を手に入れ、それから教養や文化などへと発展が広がると思うのです。

 

 日本だって高度経済成長期までは、生活を良くしていくことに手いっぱいで、人間の心の問題にまで、社会が目を向けていく余裕がなかったと思います。

 

 そういう社会では、心の調子を崩してしまった人々は、なかなか適切な治療も受けられず、いつまでも苦しいままで、放ったらかされてしまっていたのではないでしょうか?

 

 資本主義社会というのは、労働者にかかるストレスが強いので、私は、あまり好きではありません。

 

(ここで言う「資本主義社会」とは、金利、配当金、株や債券、通貨などの売買差益、つまり資産運用というお金の使い方が、容認されている社会という意味です。)

 

 でも、あまり好きではないとしても、それでも、人間が生きていくための、基本的な必需品さえ入手できない社会よりは、まだ良い社会だと思っています。

 

 ただ、物資を豊かにしてゆく段階が過ぎたら、今度は社会の方が、資本主義という体制を脱ぎ捨てていく方が良いと、私は思います。

 

 それは、生きるために必要な物資を得た後は、今度はその社会で生きている「人間の心」が幸せになるためにです。shine


 ちなみに先ほどの、私が「自分はもしかしたら?」と感じていた病気ですが、「境界性人格障害」という病気です。

 

 自己診断でしかありませんが、良く似た症状を経験した者として私は、この病気はあと20年もすれば、子どもが特定の条件下におかれれば、誰でも後に発症する病気として、社会の認識が変わるのではないかと思っています。

 

 その頃には、効果的な治療方法も発見されているかも知れません。

 

 あっ、でも私はその時を待っていると、その間にすっかりオバアサンになってしまうので、このまま自分で回復の努力を続けます。sweat01

 

 せっかくここまできたのですし、それに回復が進んだら楽しみたいこと♪が、たくさんあるのですから!

 

*^^*

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