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2014年2月

近所のコンビニが閉店します。

 近所のコンビニが閉店することを知りました。

 

 すごく近所にあったのに、私は閉店のことを何も知りませんでした。

 

 公共料金を払いに行き、お店の前でオーナーさんと挨拶をした時に知ったのです。

 

 すごく近所だったのに、私はそのコンビニにあまり行きませんでした。時々、買い物の買い忘れがあった時や、あとはコピーをとりに行く時と、公共料金を払いに行く時ぐらいでした。

 

 コンビニは、この数年の私の収入には、売り値が割高できつかったのです。

 

 そのコンビニは、私が引っ越してきた時からあったので、少なくとも6年以上経営していたことは間違いありません。ショックを受けている私と話しながら、オーナーさんの目には悲しい思いが見えました。

 

 売り上げが伸びなくて、それでも人件費などは削れないし、経営を続けるほど赤字が積もっていたそうです。働いてくれる人がいない時は、ご家族は大変な長時間労働となることもあったとか。

 

 24時間営業のお店なので、大変だろうとは思っていたのですが。

 

普段は人のいい、温かい雰囲気のオーナーさんと話しているうちに、私も悲しくてたまらなくなりました。

 

家族的な雰囲気の中で、アルバイトの方もよく働いてくれていたそうです。閉店日が迫ってくるにつれ、帰宅後に家族の前で泣き出してしまったアルバイトさんもいるそうです。

 

 店内はずいぶん片付いていました。本当は公共料金を払いに行ったのですが、できるだけ買って帰ることに決めました。

 

 公共料金は手間のわりに、あまりお店の利益にならないそうです。

 

 残っている商品の中から、いったいどういう商品がお店にとって利益率がいいのか、私にはまったくわからなかったけれど。

 

 雑誌、飲み物、スィーツ類。それから翌日のお弁当代わりに持っていかれそうなもの、冷蔵庫で多少は保存が効く物など。とにかく3000円ぐらいですが、買いました。

 

 もちろん私にとっては予算オーバーの、引っ越してきてからはじめての大量買いです。

 

 今さらそんなことをしても、遅いのに…。

 

 帰りながら、私も泣いてしまいました。

 

 経済は支え合いなのだということを、私ほどよくわかっている人間は少ないと思うのです。

 

 それなのに収入が少なくて、よく挨拶を交わすような、本当にご近所さんのお店に協力することもできなかった。

 

 過去にはたくさん稼げていた時期だってあったのに。

 

 稼ぎが少ないという現在の自分の状況を、本当に悔しく感じた夜でした。

 

 自分の生活だけならば、贅沢がなくてもそれなりに楽しく生きていくことはできるけれど、世の中にはお金をたくさん得られるからこそ、気持ち良く行動できることがあると気づきました。shine

 

 ちょうど転職をしなくてはいけない時期なので、どことなく示唆的な出来事です。いつも当たり前のようにあったはずの、本当にご近所のお店がなくなってしまうとは。

 

 コンビニがあるだけで、気持ち的に安心な部分もずいぶんありました。

 

 また何日かした朝に、仕事に行こうとする私は、オーナーさんと挨拶を交わしていると思います。その時、お店はもう営業していないけれど。

 

 オーナーさんはきっと、いつものとおり「おはよう」と言ってくれて、私も「おはようございます」と言うでしょう。

 

 オーナーさんは、どのような気持ちでいるのでしょう。

 

 私は、今までの私とは違う気持ちです。

 

 今夜は泣いてしまったけど、これからは私もできるだけ、もっと良い収入を得ようと決めたのです。

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ビットコインで考える、通貨の普及の1ステップ

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 ビットコインは、インターネットの中で生まれました。

 

 ということは、ビットコインははじめから財やサービスの交換の道具だったというわけではなく、はじめは単なる数値の移動が表示できる、一種のポイント・ゲームのような状態であったと思うのです。

 

 発行された数値が、所有者間でどのような移動をしていたかはわかりませんが、それでもその移動というものは、インターネットの中だけの、単なる数値情報にすぎませんでした。

 

 ところがある時点からビットコインは、「実体のある財やサービスとの交換ができる数値」に変わります。ビットコインはこの時から、限定的ではあるかも知れませんが、「実体のある財やサービスの交換にも関われる力」を持つようになりました。

 

 財やサービスの売り手は、実体のある世界で財やサービスを買い手に提供し、買い手はネットの中でビットコインを売り手に払います。「実体のある財やサービスと、ビットコインの交換」が、この時から始まります。

 

 ビットコインはこの時に、「財やサービスの交換の道具」という、通常の「お金」の役目も果たせるようになりました。

 

 それまでは、ネットワークの中でいくら所有者が変わっても、それは単なるネットワーク内の数値の移動に過ぎませんでした。ゲームの中のポイントと、それほど違いはなかったのです。

 

 ところが実体のある財やサービスとの交換に使われるようになることで、ビットコインは実体のある財やサービスの移動に関われる力を得るのです。

 

 このことは、お金の発行と、実体のある財やサービスが交換されている実体経済の世界との関係を考えたい時に、とてもわかりやすいモデルになると思います。

 

 私はもともと「お金というものは金属や紙でなくても、数字が表示できれば十分だ」と考えていました。ですので、まさしくそのとおりに、ただの数値情報であったビットコインが、突然お金の役目を果たすように変わった瞬間に、とても興味を感じます。

 

 ビットコインではじめて「買い物」がされたのは2010年の5月、ピザとコーラがビットコインで買われた時だそうです。

 

 売り手と買い手のどちらがビットコインの使用を望んだのかはよくわかりませんが、ビットコインはこの時に、ただの数値の情報から「お金」と同じような役目を果たせる数値に変わりました。

 

 通貨の普及について考える時、ここにはひとつのステップが、存在していることを感じます。

 

 「誰かが新しいお金を発行する」ということは、おそらくそれほど難しいことではないのです。 

 

 ところが新しいお金が発行されても、それが実際に「財やサービスの交換に使ってもらえるようになる」という段階に至るには、少し、ステップがある。

 

 お金として、数値を表示した紙幣や貨幣をいくら発行したとしても、その数値が財やサービスの交換につかってもらえなければ、それはお金の役目を果たせないのです。

 

 「新しく発行された数値の情報」が、いわゆる「お金」として流通するためには、絶対に「実体のある財やサービスの交換の道具」として、使われる必要がある。

 

もしそれができなければ、そのお金はただの「数値の情報」で終わってしまい、お金としては普及しない。つまり流通せずに、ただの紙きれ、金属片、または単なる数値となってしまう。

 

 ビットコインはそのステップを、クリアしたのです。

 

 このことは歴史の中で、使われなくなってしまった通貨について考える時や、あるいはこれから新しい地域通貨などを計画する時に、とても重要なことではないかと思います

 

 「『お金』はどうやって、ただの『数値を表示した紙や金属』という状態から、実体のある財やサービスの交換の道具に変わるのか?」という、「『お金』誕生!」のプロセスの、ひとつのステップを、ビットコインは見せてくれているように思います。shine

 

 実際には、ビットコインはピザの買い物の以前にも、インターネットの中で、無形のソフトウェアなどの購入代金として使われたことなどが、あったかも知れません。

 

 もしそうであればその時が、はじめてお金の役目を果たすように変わった瞬間です。

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テレビで、経済活動に感動した夜

 先週の木曜日のことでした。久しぶりに夜2時間半も、テレビを見てしまいました。まったく予定外のことでした。

 

 そして本当に久しぶりに、「今日の放送は、とても良かった! 時間を使ってテレビを見て、経済の勉強にもなって、おまけに感動できて、本当に良かった!!!」と思いました。


shine\(^0^)/shine

 

 テレビをあまり好きでない私が、このような気持ちになったのは、本当にめずらしいことでした。

 

 2月6日のテレビ東京の放送です。tv

 

 たまたまチャンネルを変えていて、8時半頃から見始めた「和風総本家スペシャル『世界で見つけたMade in Japan』」。

 

http://www.tv-osaka.co.jp/ip4/wafu/

 

 この日の放送は、まず日本の職人さんの作った製品が、海外で喜ばれて使われている様子が放送されました。それから、その製品を職人さんが作っている時の、製作過程の動画を海外の使用者の方に見てもらいます。そのあと今度は、その製品を使っている海外の方からの、日本の職人さん宛てのメッセージが、これもまた動画で伝えられるのです。

 

*番組の公式サイトにはバックナンバーの情報がありませんので、以下、会社名、職人さんのお名前などは、「gooテレビ番組内」のこちらのサイトからの情報です。
http://tvtopic.goo.ne.jp/program/info/699248/index.html

 

 私が見ていた間に大きく紹介された製品は3つあり、ひとつめはフランス、ノルマンディーの三ツ星ホテルで使われている、帆布で作られたパン入れ。これは岡山県倉敷市の株式会社丸進工業さんの製品だそうです。

 

http://www.hanpu-ya.com/index.html

 

*放送されたパン入れそのものは、こちらのサイトで見られます。

http://store.kurashikihanpu.co.jp/

 

そして次はアメリカ、シアトルにある「フランズチョコレート」というお店で、高級なチョコレートの箱として使われている日本製の箱。

 

こちらは株式会社マスミ東京さんの製品で、桐の箱に美しい襖紙が貼られている製品です。

http://www.masumi-j.com/exhibition/2014/02/post-19.html


 桐の箱が埼玉・越谷市の山崎桐箱の山崎篤史さん、襖紙の製作が菊池襖紙工場の山本さん、その後の襖紙の接着が鈴木紙器製作所の鈴木さんという3人の職人さんの手による製品だそうです。

 

そして3つめの製品は、ベルギーの大工さんが愛用しているという玄翁(げんのう)。こちらは新潟の馬場政行さんという鍛冶職人さんによる製品。

 

帆布も、チョコレートの箱も、玄翁も、どの職人さんの製作場面を見ていても、その素晴らしい技術に感動!です。それだけでも十分な見ごたえがありました。shine

 

ところが番組ではそれぞれの製品の紹介の後、その製品を愛用している海外の方からの、職人さんに宛てたメッセージが伝えられるのです。そこにはもちろん使っている人からの、「(素晴らしい製品を作ってくれて)ありがとうheart」という気持ちがこもっています。shine

 

当然そのメッセージを受け取った職人さんたちの中にも、伝えられたメッセージによって誇らしさや喜び、感謝の気持ちなどがわいてきて…。shine

 

この番組は、ジャンルで言えばバラエティに属する番組なので、決して経済の番組というわけではありません。

 

でも見ていた私は「これこそが経済の基本だ!」と思い、二重に感動しながら見ていました。

 

誰かが作った製品が、社会をとおして知らない誰かの役に立つ。その結果、その製品を使っている人も、作った人も両方ともに、幸せになるshine

 

こうした在り方こそが、経済活動の本来あるべき姿だと思うのです。

 

番組は、普通であれば知らないままで終わってしまう、この「作った人と、使う人」の間をつなぎ、両者の気持ちをメッセージによって見せてくれることで、経済活動における生産者と消費者の幸せを、はっきり見せてくれたと思います。heart

 

そしてこの日、「和風総本家」の次の放送は、「Letters 感謝の手紙」という短い番組で、こちらの内容はお医者さんに宛てた、患者さんからの感謝の手紙。

 

これもまた、お医者さんの仕事に対する感謝の気持ちで、経済活動のひとつの場面です。

 

そしてその後の「カンブリア宮殿」。こちらはもちろん、もともと経済番組なのですが、この日の放送は本当に素晴らしかったと思います。

 

この日の出演は缶詰パンを製造している、株式会社パン・アキモトという会社の社長さんでした。この社長さんの、製品開発のチャレンジと、それから「救缶鳥プロジェクト」という社会貢献活動の発想が本当に素晴らしい!shine

 

その内容は、いつかこのブログでもご紹介できたらと思います。

 

 とにかくこの晩は、テレビで知った経済活動に、本当に幸せな気持ちになれた夜でした。shine

*^^*

 

カンブリア宮殿(2月6日)

http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/backnumber/20140206.html

 

株式会社パン・アキモト 救缶鳥プロジェクト

http://www.panakimoto.com/kyucancho/#

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