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2014年4月

新入社員を、よろしくお願いいたします!

 4月1日のことでした。sun

 

 新しい派遣先で、新入社員を紹介されました。

 

 ピシッとしたスーツ姿の若い男性(というよりも、私からしたら「男の子たち」?)の数人が、「○○大学卒業の○○です!」、「○○高校卒業の○○です!」と次々と挨拶をしてくれました。

 

 まだまだ学生っぽい雰囲気も残っていて、爽やかで健康的な「若者」たちです。

 

 その日が初出勤だった私も、まだ新しい職場に来たばかりで、頭の中がごちゃごちゃでしたが挨拶をしました。

 

 私の方も朝からいろいろな人を紹介されていて、緊張もしているし、混乱のさ中です。

 

 挨拶が終わり、「たしかに4月1日だから、新入社員だっているわよね♪」と思いながら、席に戻りました。cherryblossom

 

 そして、席に着いてから、はっと気がつきました!sign01

 

 私の甥っ子も、その日が社会人デビューです。今頃きっと、彼も新しいスーツで職場の人たちに挨拶をしていることでしょう。

 

その途端、私の頭の中から、目の前の職場のすべての状況が吹き飛んで、一気に心がいっぱいになってしまいました。sweat01

 

 20数年前に甥っ子とはじめて会った日の、まだ生後10日の赤ちゃんだった、小さなまんまるの笑顔まで、一気に記憶がフラッシュバックです。

 

 大切な、大切な、あの甥っ子も、その日からとうとう新入社員です。

 

 新しい職場の人たちは、どんな人たちだろうか?と、気になります。

 

 突然、新入社員という存在が、本当に特別な存在に思えてきました。

 

 ついさっき私が紹介された、あの子たち(←?)も…。

 

 きっとあの子たちの家族もまた、私と同じような気持ちかも知れません。

 

 おそらく本人も知らないところで、新しい職場のことを気にかけて、「職場の皆さん、どうか、よろしくお願いいたします」と、思っているのかも知れません。

 

 新入社員というのは、ただ会社に新しく入ってきた、単なる社員というだけではないのです。

 

 会社にとっては「まだまだ」な存在であるけれど、家族にとっては本当に大切な、その受け入れ先の人たちに「どうか、よろしくお願いいたします」と頭を下げたくなるような存在だったのです。

 
もちろんもう子どもというわけではないのだし、立派にやっていく力があるとは知っていても、それでも人間関係に関しては、「よろしくお願いします」と思います。

 

 今までそんなことは、考えたこともなかったのに…。

 

 企業というものが職場によっては本当に冷徹で、とんでもない場所であり得るということを、働いている人たちは経験的に知っています。

 

 職場という場所は時により、人を人として見ることさえもやめてしまい、人間を「ただの労働力」と見なすということだって、起こり得る。

 

 資本主義社会では、そうした「企業の冷たさ」も肯定されていて、それを緩和する力は、その企業に勤めている人たちの「人柄shine」です。

(もちろん資本主義社会が持っているそうした冷たさというものは、そのまま世の中の冷たさそのものにもつながることなので、それを知るということがそもそも「世の中を知る」ということでもあるのでしょうが…。)

 その時、私はこういう気持ちでいっぱいでした。

 

 私の甥っ子だけでなく、その日、日本中のあちこちで、新入社員を受け入れているすべての企業に頭を下げたくなってしまう気持ちです。

 

 「全国の会社の皆さん! お宅の会社に入ってきた新入社員たちは、みんながそれぞれ、家族に大切に育てられてきた人たちなんです。まだ会社のことが、何もわからないかも知れませんが、どうかどうか、よろしくお願いいたします!」という気持ち。

 

 今までの職場にだって新入社員が来たということは時々あり、その度に「やっぱり、若いよね」とか「可愛いよね」とか、そういう軽い印象はありました。

 

 でも今年の新入社員というのは、私にとってなんだか特別です。

 

 やはり身内がそうなってみると、まったく違った気持ちを感じます。

 

 とにかく「どうか、どうか、よろしくお願いいたします!」という、そういう気持ちがするのです。cherryblossom

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働くこと♪

最近は、「働く」ということについて、考える機会が多くなりました。

 

このテーマは、普通であれば私のような年齢の者(昨年で、地球滞在時間は半世紀…。)が考えるようなテーマではないのですが、私にとっては新しいテーマです。

 

2年前までは心の不調が激し過ぎて、どうしても「働く」ということについて、真剣に真向かうことができませんでした。

 

社会的にはかろうじて仕事の場所に行き、勤務時間中は心をオフにして、為すべきことを果すようがんばって努め、勤務時間の終了とともに、切り離した心が壊れたままの状態でオンになる。

 

私の働き方は、そういうものでした。

 

度重なる失業はむしろ、心の避難所でした。

 

失業している間は、大変心細くて絶望的な気持ちでいるのですが、それでも私は私の心と一緒にいられます。

 

働いている間の私はむしろ、身体の中からぼっかりと自分の心を取り外した、抜け殻の人形のような状態です。

 

そうすると、働いても働いても、私は「私」ではなく、私は幸せを感じません。

 

たとえ仕事がうまくいっていても、喜びや感謝の気持ちとはまた別に、自分が自分でないという空しさを感じます。

 

そういう状態で仕事をしていると、1日8時間の仕事でさえも、辛く、重たい仕事に感じます。

 

そういう状態は私に、「人間の勤務時間が少なくて、それでも生きてゆかれる社会」を追求させ、その結果、私はこのブログを始めました。

 

でもこの2年ほどで、ようやくそういう状態に変化が起こり始めました。

 

 今の私は、自分が何らかの形で「働ける」人間であるということを知っていて、自分がどのような状態で働ければ、自分の心に無理が少なく、自分の能力を自信とともに社会に提供できるのか?、と。

 

 この最近の私は、そういうことについて、よく考えます。

 

働く楽しさ、働く輝き、その成果。shine

 

経済とは、本来そういう要素が結集した、大変美しい人間の活動であるはずです。

 

私もそういう輝きを放っている状態で、経済社会に参加したい!

 

エンデの「モモ」は、人間が働くことの喜びと、それを奪おうとする経済社会の関係を、時間どろぼうとのスリリングな戦いという形で表現している物語でもあります。

 

新しく、「働くこと」というカテゴリーを作りました。

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小さな生産♪

 休日にちょっと、お出かけをしました。train

 

 電車に乗ってドアの前にいたら、途中の停車駅で親子連れが何組か、まとまって降りて行きました。子どもたちがちょっと騒々しく、やけに賑やかな集団です。

 

 入れ違いに中の方の席が空いたので、座りました。すると通路を隔てた向かい側で、ふた席分、ポップコーンとそのくずが散らかり、席が空いています。

 

 ひとつの席には白いポップコーンの大粒と、もうひとつの席にはそのかけら「たち」です。

 

 どうやら降りて行った子どもたちが散らかしたようですが、子どもたちはすでにもう降りてしまった後でした。

 

 新しく乗ってくる人たちはその席を見ると、やはりなんとなく座る気にならないので、静かに離れていってしまいます。そういうわけで何駅かの間、その席は散らかったまま、誰も座らずに空いてしまいました。

 

 ほかの席はすべてうまっていて、本当はその席だってポップコーンを払えばなんでもないのですが。

 

 でも、後か乗ってきた人にしてみると、そこにあるひと粒のポップコーンは、どういう事情でそうなっているのかがわからないので、触れたくはないし、だからポップコーンを片づけてまで座ろうとは思いません。

 

 というわけでしばらくの間、その席は空いたまま、誰にも活用されないという状態になりました。

 

 日頃から経済について考えている私としては、活用されるべきものが、活用されずにおかれているなんて、なんてもったいない?!という、気持ちになってきます。

 

 それならば私が、あのポップコーンを払っちゃおう!

 

 そう思ってバッグの中から、ティッシュを探します。でもレジャーシートだの、水筒やブランケットなど、いろいろなものが入っているバッグの中は、なかなかティッシュが見つかりません。sweat01

 

 そうこうしているうちにある駅で、ようやく女子高校生があまり気にならなかったらしく、小さなくずの方の席に座りました。

 

 そして私の方もようやくティッシュが見つかって、立ち上がって通路の反対側の席まで行き、ポップコーンの大粒をさっと払いました。

 

 少しして、新しく乗ってきた人がその席に、今度は普通に座りました。shine

 

 近くには、空いている席はもうありません。

 

 すわっている年配の男性も、普通な感じです。

 

 「めでたしめでたしsun」です♪

 

*^^*

 

 そして思いました。私は「小さな生産」をしたのです。

 

 ちょっとした理由で有効活用されずにいた席を、私が活用しやすい状態に変えました。shine

 

 誰からもお金はもらっていないけれど、そしてたいした手間もかけていないけれど、これは立派な「生産行為」です!

 

 世の中の状態を、良くすること。shine

 

 これこそが立派な「生産」だからです!sun

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お勉強の甲斐あって♪

3月の終わりに、決算書の読み方のセミナーに行ってきました。

 

 実際の企業の決算書を、意味を考えながら見るというのは、私にとってはじめての経験でした。

 

 もちろん短時間では、「深く読む」というところまでは行きませんでしたが、それでも「慣れる」には十分でした。

 

 その効果があって、職場で決算書を見ても、少しもたじろがなくなりました。

 

 新しい職場では普通に、その内容も(ちょっとですが)見ています。shine

 

 お勉強に、出かけた甲斐がありました♪

 

shine*^^*shine

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XPのサポート終了に伴う、企業の負荷

 2014年の3月には、消費増税のほかにも企業に負荷をかける出来事がありました。数日後に迫った、WindowsXPのサポート終了です。

 

 大企業においては、たいしたことではなかったかもしれません。

 

 でも中小企業においては、とてもやっかいな話であったはずです。

 

 通常の業務で使っているパソコンを、買い替えなくてはいけません。

 

 もともと個人の話であっても、パソコンの買い替えというのは、いろいろと面倒です。pc

 

 パソコンそのものを買ってきて、必要なソフトウェアをインストールし、メールやインターネットも設定し、それまで使っていたパソコンからのデータの移行もしなくてはいけません。

 

 新しいパソコンが使えるようになるまでには、それなりの時間と手間がかかります。

 

 中小企業はもともと人手が少ないのに、それでも対応しないわけにはいきません。

 

 社内の人間が自分でやろうとすれば、その人はその間、通常の業務ができません。パソコンの台数が多ければ、会社の全体でかなりの時間を奪われることでしょう。

 

 作業の量があまりに多い企業では、その作業をまるまる外部に発注したかも知れません。

 

 結局、XPのサポートが終了するために、日本中のかなりの組織や企業で大変なお金と労力が支出され、同時に本来の経営を行う機会が失われているはずですsweat01

 

 たった1社の判断が、ここまで大きく日本の組織や企業に負荷をかけるという状況は、めったに見られることではないかも知れません。typhoon

 

 

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