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スコットランドが示した福祉国家の価値

 先月のスコットランドの住民投票は、私にとって今でも衝撃的な出来事となっています。

 

 スコットランドは、福祉国家というものは、わざわざ、あえてそれを選ぶだけの価値があるのだ」という価値観を、あらためて世界に示した結果になったと思います。

 

 もともと福祉国家であった北欧3国などが、福祉国家であり続けることには、それほどの新しいエネルギーが必要になるとは思えません。

 

 ところがスコットランドの場合は新自由主義路線を進めている連合王国のイギリスから、わざわざ独立という大きな変化を経てでも、福祉国家を目指そうとしたのです。

 

 そこには、それほどまでに強く「福祉国家を望む」という志向に込められた、強い誇りさえ感じられます。

 

 何かと勢いのある新自由主義に比べると、福祉国家というのは地味な印象です。

 

 でも地味ではあっても福祉国家には、やはり大きな価値があるのです。

 

 少なくともスコットランドには、そう感じていた人がそれなりの人数でいたということなのでしょう。

 

 これからは、福祉国家を良いと考える人たちは、新自由主義に押される必要はないのかも知れません。

 

 新自由主義がどれほど経済の発展を謳おうと、それでも強い誇りを持って、「私たちは、あえて福祉国家であることを選ぶ」という意思が示されても、少しもおかしくなかったのです。

 

 その意思表示は、その国の人々の価値観の現れとして、堂々と新自由主義に対峙してゆける力となるかも知れません。

 

 なにしろ福祉国家を志向する人々は、意外と「少なくなかった」のかも知れないのです。

 

 私も社会にたいする美感の問題として、新自由主義よりも福祉国家の方が良いと思っています。

 

 もちろん福祉国家にもいろいろと問題はありますが、それでも「社会に激しい格差を見なくていい」というそれだけでも、私は福祉国家に価値を感じます。shine

 

だからスコットランドの意思表示は、私にとって大変衝撃的であり、そしてカッコいい!と思いました。 

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