« 章タイトル | トップページ | 慶應大学の学園祭 »

「スムマ」が出版されました!(^0^)



 「バランスシートで読みとく世界経済史」。book

 

 相変わらず、ゆっくりペースですが、読んでいます。

 

 昨晩はようやく(←私の時間ですよ♪、笑)、「スムマ」(文中では「スンマ」)が出版されました。shine

 

 「スムマ」は1494年11月20日ヴェネツィアで出版され、その後イタリアでは、1世紀にわたってもっとも読まれる数学書となります。shine

 

 そして、ひとつ前の記事でご紹介(?)した章タイトルのとおり、パチョーリは有名人になりました。

 

 ところでこのあたり、私はこの本を読んだことで、大きく印象が変わったことがありました。

 

 それは「スムマ」という本の印象と、パチョーリの人物像です。

 

 この「スムマ」、私は現物を慶應大学の貴重書展示会で見ています。

 

 でもその時、その本は私にとって、単なる「貴重書」でした。

 

 遠い昔の、歴史的な意味を持つ豪華な本…。shine

 

 その内容は、遠い時間の向こうにあり、その本自体が、まるで眠っているような印象だったのです。

 

 ところがこの「バランスシートで読みとく世界経済史」を読んだことで、そうした印象が大きく変わりました。

 

 「スムマ」というのはパチョーリが、本当に情熱を込めて出版した本だと知ったのです。shine

 

 「スムマ」の中ではパチョーリが、フィレンツェの「学者でない人々」にも伝わるように、実に工夫を凝らして説明を書いています。

 

 パチョーリは、長い説明が単調になることを避けるために、フィレンツェの人々にとって、身近なたとえを折り込むという方法もとり、読み手に寄り添うようにして書いています。

 

 このような書き方は、「人に何かを、わかりやすく伝える」あるいは「教える」という素質がある人にしか、できないことではないでしょうか?

 

 その人物像については、あまりにも情報が少ないパチョーリのようですが、この点を考えるだけでもおそらく、相手の状況を考えることが得意な人物であった、ということが伺えると思います。

 

 パチョーリのこの天与の才能と、「普通の人々にも、知らせたい」という情熱が、結果的に複式簿記の大きな伝播につながったのだと思います。shine

 

 500年以上も昔に書かれた「スムマ」、そしてパチョーリは、私の中ではもはや、時間の向こう側の存在であるとは、思えなくなってきました。

 

 ルカ・パチョーリという人物も、現代に生きる私たちと同じように、新しい知識の伝播に心をときめかせ、その才能を存分に、世の中に捧げて生きた人だと思えてきたのです。shine

|

« 章タイトル | トップページ | 慶應大学の学園祭 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/52049/60719104

この記事へのトラックバック一覧です: 「スムマ」が出版されました!(^0^):

« 章タイトル | トップページ | 慶應大学の学園祭 »