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外国に住みたい

 ちょうど2年ほど前あたりから、「外国に住みたい」と思うようになりました。

 

 私は、海外に住んだことは一度もありません。

 

 それなのに突然、どうしようもなく日本から逃げ出したくなりました。

 

 ちょうど2年前の12月、政権交代があった時期からです。

 

 国外に住んだ経験がない私が、この年齢ではじめて海外に住むとしたら、それはどれほどのストレスになるでしょう?

 

 現実的な方法や、つてなどはまったくありません。それでもとにかく、猛烈にそういう気持ちになったのです。

 

 どの国に住みたいという、明確な希望もありません。

 

 というのは、それまでは、「自分が、日本ではない国に住みたい」と考える。

 

 そのようなことは、想像したことさえも、なかったからです。

 

 自分が住むとしたら、どこの国?

 

 いつも、それを考えるよりもまず先に、「平和な日本が一番いいじゃない?」という、一番、らくで安全な結論が出ていたのでした。shine

 

 その頃は、日本は、未来もまた民主主義であり、平和であるはずと思っていたのです。

 

 私は、自由や、平和が大好きです。

 

 私は、日本が好きでした。

 

 でもこの2年、日本という国を見ていたら、私が好きだったのは、日本という国、というよりも、日本にあった平和や民主主義の方だったのではないかと、考えるようになりました。

 

 日本の風土が好き、日本の安全が好き、日本の雰囲気が好き、日本の食べ物が好き。cherryblossom

 

 そういう気持ちは、もちろんあります。

 

 でも、それよりも、平和や民主主義は、それらの基盤であったと思うのです。shine

 

 約70年前の戦争中は、安全も、雰囲気も、食べ物も、すべてが消えてしまいました。

 

 風土に関してだけ言えば、戦争中も桜は咲いたことでしょう。cherryblossom

 

 でも人々は、その桜を楽しい気持ちで見ることが、できたのか?

 

 社会に関しても、「失いそうになって、はじめて気がつくこともあるのだ」と、今は思います。

 

 憲法でうたっている戦争の放棄も、報道の自由も、知る権利も。

 

 失いかけて、はじめて気づきます。

 

自分が好きだと思っていたものごとを、支えていたものは、あまりにもありふれた言葉となっていた、平和と民主主義だったということに!shine

 

 この2年間は、つくづく、そうしたことを考えさせられた時間でした。

 

 日本が変わっていくのなら、慣れない外国に住むという発想も、決しておかしなものではありません。

 

 それまでの自分にはなかった発想も、単なる「新しい風」として、心を添わせていけばいいのかも知れません。

 

 昨年の今頃、大学の、ある社会科学の先生が、長期間海外に行かれるというお話を聞きました。

 

 どの国に行かれるのかまでは、お聞きしませんでしたが、その時に心底「うらやましい!」と思いました。

 

 大学の先生には、そのような道があったとは!

 

 先生は、今頃、どこにいらっしゃることでしょう?

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