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簿記論のテキスト

 大学の、通信課程の簿記論のテキストを読んでいます。book

 

 どうして簿記論のテキストにしたかと言いますと、たまたま最近の私が、複式簿記に興味が強くなっているということと、それから、教材として送られてきたテキストの中では、そのテキストが一番薄いから!、です。(後半、きっぱり!)

 

 でも、大学のテキストというものは「薄い → 読みやすい」とは、限りません。sign01

 

 厚さとしてはまったく薄くても、その内容が、気分が悪くなって本を投げ出してしまいたくなるほど、「ムズカシクテ、ツマラナイ!sweat01」ということだってあり得ます。

 

 でも幸い、そのテキストは意外とおもしろかったのでした。

 

 というよりも、読んでいるうちにだんだんわかってきましたが、そのテキストは「意外と」どころか、「かなり、おもしろい!shine」のです。

 

 日頃は実務でなんとなく使っている複式簿記ですが、その構造を丁寧に見ていくと、こんなにいろいろと、注目しておくべきポイントがあったのかと驚きます。

 

 そしてまた同時に、「学者という人たちは、ここまで意識の世界の枠組みを、見事に分解して、整理してしまうものなのか…sweat01」と、そちらの方向にも驚いてしまいます。(←学者観察?)

 

 でも、そのほかにも私がもっともおもしろく感じたのは、先生の文章はシンプルで無駄がなく、それなのにどうしてか、優しい雰囲気が伝わってくるということでした。shine

 

 言葉が静かに、自分の中に流れてくるようです。

 

 とても効率良く、先生の頭の中の世界が、自分の思考の世界に移し変えられていくような感覚があって、気持ちがいい…。shine

(学者風のまわりくどい書き方で書かれていると、私のような学生は「読み心地」がよくなくて、言葉を噛み砕いているうちに、思考が拡散していってしまいます。)

 

 そういうわけでこちらも、先生の言葉を受け取りたくなって、もっと踏み込んで行きたいような気持ちになるのです。

 
私の中ではだんだんとそのテキストが、大学の先生からの、学生にあてた「手紙」であるかのような気持ちになってきました。

 

 先生が自分の中にある知識を、なるべくわかりやすく、丁寧に学生に伝えようとして下さっている気持ちを感じます。book

 

(先生は、いったいどんな人…?)

 

 その感覚があまりにもはっきりとしていて不思議だったので、途中でふと、「このテキストは、いったいいつ頃に書かれたテキストなのだろうか?」と思いました。

 

 最後の方までページをめくってみたら、なんと39年も前に書かれたものでした。sign03

 

 39年前の私の年齢は…、12歳?!

 

 その頃の私は、簿記という言葉さえも知らなかった小学生です。

 

 まるで、タイムスリップでもしたかのよう!clock

 

 パチョーリの「スムマ」の時間差もすごいものですが、このテキストの、約40年後の私をこれほど気持ち良く読ませてくださる先生のパワーも、とてもすごい!

 
いったいどんな先生なのかしら…?shadow

 
ネットで調べてみたら、とても良い先生でいらしたそうです。shine

 

 その先生の授業を受けることは、もうできません。

 

でも、テキストをとおして伝わって来る先生のお話は、ちゃんと「聴こう」と思いました。

 

 そして、自分で選んだ本というわけではありませんが、これもまた間違いなく、ひとつの「本との出会い」であることを感じます。book

shine(*^^*)shine

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