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政治家の心

 8月ある朝、通勤途中の駅前で、ある政治家の街頭演説を見かけました。sun

 

 聞き覚えのある声だったので見てみると、野党のある政党の、元代表でもあった人でした。

 

 道行く人はほとんどが、流れるように駅を出て、それぞれの職場に向かいます。

 

 お盆の直前だったので、歩いている人たちもどことなく、少し気が抜けているようにも見えました。

 

 私は歩きながら、その政治家をしばらく見ていました。

 

 どうしてか、とても気になったのです。

 

 8月の、まだとても暑かった朝なのに、その人は不思議と爽やかな雰囲気で、道行く人々に呼びかけていました。

 

 どこかさっぱりした、何かがふっ切れているような…。

 

そこにはまるで、夏の終わりの、大きく開かれている青空のように、明るい、爽やかな雰囲気があったのです。

 

 私はその時、はじめて「政治家の心shine」というものを、知りました。

 

 「政治家」とはいってもいろいろで、自己顕示欲のかたまりのような政治家の姿は最悪です。

 

 でも、そうではなくて、人にはどうしても、そのたましいの働きとして、政治家となる運命の人たちもいるようです。

 

 そういう人たちは心の中に、しっかりと健康的な社会への理想を持っていて、だからこそ、政治家にならざるを得ない運命にあるのでしょう。

 

 たとえその道が、社会的にはあまり、おいしい思いができない道でも、その人のたましいにとっては、そういう道を選ぶよりほかにはないのかもしれません。

 

 大きな権力にすり寄ることは、その人のたましいにとっては、自らへの裏切り行為となるからです。

 

 私は内向的で、非社交的な性格なので、それまで、自分が政治家という人の心を知る時があろうとは、思いもしませんでした。

 

 でも、その政治家の姿を見ていたら、私も心においては、その政治家の気持ちに通じる何かがあるように思いました。

政治家は、いろいろな人や組織と関わることで、世の中を良くしていこうと考えます。

 

 私は、そのような能力にはまったく欠けていて、でも私はこうして文章を書くことで、その政治家がしようとしているのと、同じような目的を果たそうとしているのです。

 

 その政治家は、おそらく自分が世の中に影響を与えることによって、世の中のどこかにいる誰かの生活がらくになり、誰かが幸せになることがうれしいのです。

 

 社会を変えることによって、社会のどこかにいる、立場の弱い誰かが幸せになることで、その政治家はおそらく自分も幸せになるのです。

 自分の能力を、最大に幸福に思うのです。shine

 

 「政治家」とひとことで言っても、その雰囲気は本当にさまざまで、見るからに気味の悪い雰囲気の政治家も存在しています。

 

 でもその一方で、まっすぐに空につながっているような、爽やかな心根を持つ政治家も存在しています。

 

 すべての政治家に、うんざりする必要はありません。

 

 お盆の前で、その日も、とても暑い1日になりました。sun

 

 でも私は、その日一日中、とても爽やかな気持ちで過ごせました。shine

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