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成人式と選挙権

 成人式の日に、ある街の駅前を歩いていました。

 

 たくさんの振り袖姿の女性たちや、スーツ姿の男の子たちを見かけました。

 

 楽しそうでした。shine

 

 華やかな晴れ着姿に目を奪われながら、私は待ち合わせ場所に向かいます。

 

 大きな駅なので、たくさんの晴れ着やスーツとすれ違います。

 

 待ち合わせ場所に立ちながら、私は思いました。

 

 「あの子たちにはこれから、たくさんの未来がある」。

 そう思った瞬間、私は一抹の陰りに思いが沈みました。

 

 彼らが選択してゆく、日本の未来を思ったのです。

 彼らのほとんどは、おそらく政治や経済に興味がないでしょう。

 

 それ自体は、べつにしかたのないことだと思うのです。

 

 でも私がさみしく思うのは、もしも彼らが政治や経済に興味を持ったとしても、今度は、彼らには自分たちを幸せにする政治や経済を選択する力がないと思うのです。

 「力がない」というのは彼らのせいでなく、それはもともと「必要な力を与えられていない」のです。

 「力」というのは、知識のことです。

 たとえば彼らのほとんどは、かつての私と同じで、「経団連」というテレビでよく聞く団体名を、何か政府の機関ででもあるかのように思っているはずです。

 

 おそらく、単なる「圧力団体」であるということは、知らないことでしょう。

 

 それに「圧力団体」という言葉を知ったとしても、今度は「経団連」の意図を理解するためには、「株式会社」という仕組みがわかっていなければいけません。

 

 「株式会社」、「株式市場」、「株主」、「配当」など。

 そうした知識がなければ、彼らは政治も経済も正しく選択することができません。

 せっかく選挙権を得ても、その政治家がやろうとしている経済政策が、自分たちにどういう結果をもたらすものなのか、予測ができないのです。

 

 その政治家は、株主や経営者重視の政治家か。

 

 あるいは労働者重視の政治家か。

 

 それらの判断ができないとなると、彼らはもっとわかりやすい判断材料で、政治家を判断するしかないでしょう。

 

 たとえば、近隣の他国が悪いとか、政府に従わない地方が悪いとか。

 

 言葉がわかりやすいとか、派手だとか。

 

 そうしたわかりやすい判断材料に引きずられて、彼らが、自分たちの経済状況を不利にする政治家を選んでしまう可能性は、とても高いのです。

 
今のままで行けば、15年後に消費税は20%を超えていて、格差がしっかりと固定化され、彼らの子どもたちの中からは、生涯貧困に閉じ込められてしまう子どもも出るかもしれません。

 

 それは、彼ら自身が自ら、そういう選択をしてしまうかもしれないと思うのです。

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コメント

???

投稿: 友岡 | 2016年1月15日 (金) 19時29分

友岡賛先生

コメントをありがとうございます。

「???」のコメントに、お返事ができず、申し訳ありません。

きちんと伝わる文章を心がけ、研鑽して参ります。

今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

m(_ _)m

投稿: みほれみ | 2016年1月19日 (火) 23時28分

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