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お金という「債権」を、どうやって手に入れるか?

 ひとつ前の記事では、「お金」というものを、「社会に対する債権」のようなものとして、考えてみました。

 

 「お金」というものを、その人が持っている量に応じて、社会に存在する、誰かが生産した財やサービスを買うことができる「債権」としてとらえてみました。

 この記事では社会の中で、その「債権」をどうやって手に入れるのか?について、考えてみます。

 

 いちばん一般的な方法は、「働いて稼ぐ」という方法です。shine

 これは「自分の労働力を売って、その代価としてお金をもらう」ということです。shine

 この時の「働く」場合には、労働力を直接企業に売って、賃金をもらうという方法もあるでしょう。

 

 あるいは自分で何か材料を買ってきて、自分で加工して、自分で売るという方法もあります。

 

 または、材料は何も買わないけれど、歌を歌ったり、誰かにマッサージをしてあげたりという形で、労働力を直接、お客さんに売るということもあります。

 

 とにかく何か、「社会の誰かがほしいと思っている財やサービス」を、労働力を使って、社会のだれかに提供した時の代価として、お金を受け取るという方法です。

 

 この時、お金は労働力の代価です。

 社会の中で、お金を手に入れる方法が、「労働力を売った時の代価」としてだけに制限されれば、世の中はずいぶん公平になるでしょう。shine

 働いて、世の中に必要とされる財やサービスをたくさん提供した人が、その労働の質や量に応じて、たくさんのお金を手に入れられる結果になるからです。shine
 

 あとは、社会の中で働けない人たちに、どうやってお金、または財やサービスを分けるかを考えればいいだけです。

 

 ところが資本主義社会にはもうひとつの、お金という「債権」を手に入れる方法が認められています。

 それは資産運用です。

 

 お金を運用することで、持っているお金を増やすことができます。

 

 この場合は、資産運用をする人は、社会の中での労働力の提供は一切なしで、お金を増やすことができます。

 

 お金を増やせる量は、お金の持ち主が運用にまわせる金額に応じて、大きくなります。

 

 ちょっとしか運用できない人は、運用がうまくいっても、ちょっとしたお金が増えません。

 

 お金をたくさん持っていて、たくさん運用できる人は、うまくいけばたくさんお金を増やせます。

 

 また運用には、いろいろな方法があって、お金が減るリスクは少ないけれど、お金が増える量も少ない運用方法もあれば、お金を失うリスクもあるけれど、うまくいけばたくさんお金が増えるという運用方法もあります。

 

 ただし、どちらにしても、社会に対する労働力の提供なしで、お金を得られるという点では変わりません。

 

 つまり資本主義社会では、お金という債権を手に入れる方法として、「労働力の代価として、手に入れる」という方法のほかに、もうひとつ「労働力は提供しないで、手に入れる」という、ふたつの方法がある、ということです。

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