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2016年6月

「企業の心」が見える時

 6月10日のことでした。

 

 ニュースを見ていたら、なんとなくですが、「企業の心」とでもいうのでしょうか。tv

 

 そうしたものを感じさせられたニュースが2件ありました。

 

 あいにく、感じられたのは、あまり気持ちの良い心ではありません。

 

 どちらかと言えば、残念な感じの「心」です。rain

 

 1件目のニュースは、マイクロソフト社によるウィンドウズ10のアップグレードのことでした。pc

 

 自分のパソコンが、半ば強制的にアップグレードされてしまったために、使いにくくなってしまったとか。

 

あるいは、それまで使っていたソフトウェアが使えなくなってしまったなど。

 

中にはパソコンを修理に出さなくてはいけなくなった人もいるそうです。

 

(ウィンドウズ10は、アップグレードについて予告する表示が一定時間表示されますが、表示中に可否を返答しないと、自動的にアップグレードを始めてしまうそうです。ユーザーとしては、「パソコンからちょっと目を離したすきに、勝手にアップグレードされてしまった」という感覚になります。)

 

 このことについての同社の返答は、「ユーザーのパソコンのセキュリティのため」というものでした。

 

 たしかにそういう事情はあるかもしれません。

 

 でも同時に、自分の意思に反してアップグレードされてしまったというユーザーは、たしかに不便と怒りを感じているわけです。

 

 中には、修理代を請求したいと考える人だって、いるでしょう。

 

 そのあたりのユーザーの心情については、配慮があってもいいはずです。

 

 この出来事には、ひとつの企業が持っている、「ユーザーの気持ち」に対する価値観が表れているように思いました。

 

 「企業の心」と言ってもいいのかもしれません。

 もう1件のニュースは、スイスの時計メーカーであるスウォッチ社のことでした。

 

 はじまりは日本に今でもある、機械時計(ぜんまい式の時計)の話題でした。

 

 この機械時計というものは、電池式の時計と違って、きちんと修理をしていれば、ずいぶん長く使えるそうです。(100年は使えるという話もあるようです。)shine

 ところが最近、この機械時計の修理が、部品の供給不足のためにできなくなってきているというのです。

 

 原因はスイスのスウォッチ社による、エタ社という部品メーカーの買収でした。

 

 スウォッチ社はエタ社を買収する際に、同社以外への部品の供給を停止させたのです。thunder

 

 そのために、それまでエタ社の部品によって修理されていた機械時計は部品の調達ができなくなり、修理ができなくなっているのだそうです。

 

 この件は、品物が「時計」という、なんとなく「生命」を感じさせる品物であるだけに、残念に思えることでした。

 

 見ていて思ったのですが、結果として起こっていることは、日本のあちらこちらで、機械時計の修理ができなくなっている、ということです。

 

 部品の調達が難しいのであれば、これからたくさんの機械時計が、その生命を終わらせていくのかもしれません。

 

 スウォッチ社の判断は、資本主義社会の企業としては、合理的な判断と言えるのでしょう。

 でもその判断に、「あまりにも、夢がない」という気持ちを感じてしまうのは、私だけでしょうか?

 

(もちろん、企業に「夢」など必要ないのかもしれませんが…。)

 

 これもまた、企業の価値観が示された例だと思います。

 

 その企業が何を大切に考えているのかという「企業の価値観」が、行動によって表れているのだと思います。

 「企業の心」というべきものを、感じさせられた2件でした。

 

追記:企業の行動に対して、残念に思える行動があるということは、同時に世の中には企業の行動で、素晴らしいと思える行動もあるということです。そういう行動は、おそらく、世の中の目立たないところに、たくさんあるような気がします。

shine(^^)shine

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モハメド・アリさんと平和への道

 草食系の性格の私が、ボクシングというスポーツを見ることはありません。

 

 正直に言いますと、ボクシングを見ていることが、できないのです…。sweat01

 

 ですので、モハメド・アリさんのことは名前以外、ほとんど何も知りませんでした。

 

 ところが最近亡くなったことで、アリさんに関する情報が多くなり、私も少しは知るようになりました。

 

 そして先日、見るつもりもなく流していた「クローズアップ現代」で、モハメド・アリさんという人がひとりの人としても、本当にすごい人だったことを知りました。shine

 

 国家と対立しても、ひるまない。thunder

 その心の強さはいったい、どうやって培われたものなのでしょう?

 

 アリさんは、何を信じて生きていたのでしょう?

 

 神さまを?

 

 自分を?

 

 それとも、人間の善性をいうものを?shine

 国家を前にしても、まったく屈しなかった彼の世界観を知りたいと思いました。

 

 そして日頃、自分自身があまりにも軽々しく言葉にし続けていた、「平和」という言葉の軽さを、思い知らされたような気持ちになりました。

 

 平和を祈ること、願うことなど、簡単だったのです。

 

 人間は人との関係を気にせずに、ひとりで平和を祈ったり、願ったりすることならば、簡単です。

 

 それよりも、人間は人との対立を怖れるものなので、大勢の反対者の前に立って、自分をはっきり主張することの方が難しい。thunder

 嫌われ、反発され、場合によっては攻撃されるかもしれません。

 でも実際に平和を実現したい時は、人間はアリさんのように、国家にさえも「NO!」と言えるほどの強さを持たなければ、平和など得られないのかもしれません。

 

 それは国家ほどの大きな反対者ではないとしても、小さな、自分と同じ程度の小粒の相手にでも、「自分はこういう考えを持っている」ということを、時にはきちんと主張できる強さが必要なのだと思います。

 

 ただ同時に、人には「器(うつわ)」というものがありますから、誰もがモハメド・アリさんほどまで強くなる必要はないかもしれません。

 

 小さな器の、小粒の人間たちだって大勢集まれば、もしかしたら映画の「ファインディング・ニモ」のように、ものごとの状況を変えられるかもしれないのです。shine

 (映画の「ファインディング・ニモ」では、小さい魚たちが「一致団結!」して、自分たちを捕まえた大きな船の網から逃げ出していました。)sun

 

 でも、それでも、ひとりも全員も、ほとんどが国家の前にあっさり屈してしまう国ならば、そこには平和などあり得なそうです。

 

 アリさんをとおして知った「平和」は、あまりにも強烈で圧倒的なものでした。shine

 平和というのはそれぞれが、それぞれの器の範囲の中で、真摯にその人の最大限の誠実さをもって、表していくものだと思いました。

 

 アリさんは、あんなに真摯に「自分」を生きた人なので、どう考えても幸せな場所以外に行くところなどなさそうです。

 

 ただただ、輝きを見つめながら、お送りさせていただきたいと思います。shine

 

*リンク先は、NHKのクローズアップ現代です。

http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3820/index.html

 

 

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財政黒字と国債のこと

 ひとつ前の、ドイツの財政黒字のことですが。

 

 だいたい日本にいると、そもそも「財政黒字」という言葉さえ忘れてしまいます。

 

 ドイツの話を聞いた時は、「まぁ、『財政黒字』だなんて、そんな言葉があったのね?!」というほどの、驚きでした。(笑)

 

 ところでこの「財政黒字」ですが、実際に財政黒字になると、何が起こるのか?

 これもまた、今まで考え方こともなかったことなので、まったく見当がつきませんでした。

 

 たまたまネットで調べていたら、財政黒字になると、赤字国債を発行しなくてもいいのだということがわかりました。shine

 「あっ、そうか? 黒字だから、借金をしなくていいってこと?」と、納得です。

 

 借金をしなくてもいいのだから、利息の払いもないわけです。

 

 ということは、「黒字」というだけあって、財政黒字になると、国民は金利分の税金を払う必要もなくなるでしょうし、「財政黒字は良いことだらけ?」とひと時、思いました。

 

 ところが同時に、困る人たちもいるだろうなということにも、気がつきました。

 

 それは、国債で資産を運用する人たちです。

 

 その人たちは、資産運用のチャンスが減ってしまうわけです。

 

 それは、嫌がるかもしれません。

 

 ちなみに私は、嫌がりません。

 

 少しも嫌ではありません!

 

(だって、運用する資産が今ないので…。笑)

 

 ところで、ここまで考えて思ったのですが。

 

 結局、国債を発行するということは、金利分について、「納税者→政府→資産運用者への利息」という流れになるのではないでしょうか?

 国債を発行するということは、なんとなく「納税者から資産運用者への、金利分のお金が移動する流れを作ること」という感じがしなくもありません。

 

 納税だけの立場からすると、やっぱり国の財政は黒字の方がいいなぁと思います。shine

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財政黒字って、本当に実現できることだったのですね?!

 先月の伊勢志摩サミットの報道で、ドイツが財政黒字であることをはじめて知りました。

 

 はじめは耳を疑いました!thunder

 

 冗談ではないかと思いました。(←失礼!、本当にそれぐらい衝撃的だったのです!笑)

 

m(_ _)m

 

 だって、財政黒字なんて、本当に実行できる話だったとは?!

 日本のような国に生きていると、財政というものは赤字であるのが当然なのだろうという感覚になってしまいます。(笑)

 
実際に日本の財政はいつだって赤字です♪

sun\(^0^)/sun

 

 財政黒字だなんて、まさかそのようなことを本気で考える人々がいて(←まず、ここっ!)、おまけに実行してしまう人々がいようとは?!(←さらに、ここっ、「実行」!?!)

 

 ドイツの話を聞いた時は、信じられないような気持ちで、驚嘆してしまいました。

 

 ステレオタイプなイメージで申し訳ないのですが、ドイツの人たちというのはなんて真面目な人たちなのでしょう?!

 

 実行力、忍耐強さ。

 

 今でも財政赤字を拡大し続けている日本から見ると、とにかく信じられません!

 いったいどうやって、そのようなことを実現できたのか?

 

 調べてみると、どうやら徹底的な緊縮財政を実行したようです。

 

(さらにまた、調べてみると、どうやら赤字の「付け替え?」もしているのかもしれませんが…。)

 

 リンク先の記事を見ていたら、ほんのちょっとだけですが、その緊縮財政の具体的な状況が伺えました。

 

 なるほど、そういうところまでがんばったのですネ♪

 

 それにしてもすごい!

 

 財政黒字を実現させている国なんて、本当に「すごい!」と思いました!shine

 

*リンク先は川口マーン惠美さんという、ドイツ在住の作家さんの記事です。

 

http://shuchi.php.co.jp/voice/detail/2449

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