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ガストンと結婚させられる気分って?(参院選)

 先週の、選挙の日の夜は最悪な気分でした。

 

 選挙については、夜までほとんど放送がありません。

 

 夜になって、外出先から帰宅はしたものの、テレビをつけるのも嫌でした。

 

 憲法9条を誇りに思い、ずる賢い人間が嫌いな私には、心のダメージが大きかったのです。

 

 それは、ディズニーの映画に例えて言うのなら、「美女と野獣」のヒロイン、変わり者のベルが、「脚本家の書き間違い」によって、粗暴なガストンと結婚する展開にされた、とでもいうような気分です。

(誰がベルなのかは、さておいて…。笑)

 

(たとえ醜くて、短気という欠点があるとしても、粗野で自惚れ屋で、頭が空っぽのガストンなんかより、本を大切に扱っている野獣の方がよほどましよ!笑)

 

 テレビをつけても、嫌な気分になるだけです。

 

 でも翌朝になって、朝からテレビで気分を害するというのも、かなり…、です。

 

 しかたなく、その晩のうちにテレビをつけました。

 

 どの局の放送を見ていても、嫌な気分です。

 

 さらには、選挙をバラエティ番組のように、笑わせて放送する局にはだんだん腹が立ってきて…。

 

 「ああ、もう!」と言いながら、リモコンのボタンをブチブチ、拳銃をうつようにうちまくってしまいます。

 

 でも、そのうちに気がついたら、気持ちはある局の放送におさまっていました。

 

 これなら、見ていても悪くありません。

 

 それはテレビ東京の、池上彰さんの「選挙ライブ」でした。

 

 当選者のコメントに、創価学会に日本会議。

 

 当選はしたものの、当選後に何をするかは決めていなかった当選者というのも、いるのですね。

 

(それでも、当選しちゃうんだ…。)

 

 ふうん、どうやって、言い逃れるつもりかしら?

 

(うんうん、尻尾が見えてますよ。)

 

 この放送については、「こんなものを、投票日に放送しても遅い!」という意見もあったようです。

 

 でも私はこの放送で、けっこう気持ちが救われました。

 

 池上彰さんの表情からは、この選挙結果によって、日本が大変な状況になったという認識が伝わってきたからです。

 

 一番怖いのはこの状況下で、すべての放送局が、「日本には何もおかしなことなど起こっていない」として、普通に選挙の放送を締めくくることでした。

 

 結局、他の局の放送は見ないで終わってしまったのですが、テレビ東京のこの放送がなければ、私の気分は「もっと最悪」になっていたことと思います。

 

 だって、もう一度「美女と野獣」のお話で考えてみてください。

 

 卑劣なガストンと結婚するはめになったベルの心情は、野獣とお城で暮らすどころではない、本当の「最低の最悪!」だからです。

 

 なにしろ、野獣とならば本を手に語り合うということができますが、ガストンときたら偉そうに、泥だらけの靴を履いた足を本の上に投げ出して、ベルに足をふかせようとするような男です。

 

 町の人たちは偉そうなガストンが好きかもしれませんが、ベルには本も大切にしない男など、耐えられません。

 

 それをまさか「なんでもないこと」として、世の中の誰にも認めてもらえなかったなら?

 

 変わり者にだって、好きと嫌いを尊重してもらえる権利はあるでしょう?

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