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先週の土曜日(1月21日)の「情報釣り」の収穫♪

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 この日は、狙っていた「獲物」がいつくかあったのですが、残念ながらあまり収穫はありませんでした。

 そして予想外の収穫は、ふたつでした。fish

 

 ひとつはおなじみ、東京新聞の「あの人に迫る」というインタビューの記事です。shadow

 

 この日のインタビューは、記録作家の林えいだいさんという方でした。shine

 

 見出しの文字は「闇に葬られては無念やろと思う」というものです。

 

 林えいだいさんは現在83歳で、これまでに公害、炭鉱労働の実態、特攻隊員、朝鮮人強制労働など、歴史に巻き込まれ、犠牲となった人々の証言や写真を本にまとめてきた方だそうです。

 

 お父さんが神社の神主さんだったのですが、戦前、筑豊地区の炭鉱で朝鮮半島から連行され、働かされていた朝鮮人の脱走者をかくまっていたことが原因で、警察に連行されてしまいます。

 

拷問されたお父さんは、帰宅した一か月後に心臓まひで亡くなりました。

 

 その出来事が、林さんの記録作家としての原動力となっているそうです。

 

 読んでいて私が好きだと思ったエピソードは、林さんが記録作家になることを決意した時の出来事です。shine

 

 林さんは早稲田大学を中退して、北九州市に帰った後、外で遊ぶ子供たちの顔が煤煙で真っ黒になった様子を写真に撮って、「これが公害だ」という本にして出版しました。

 

 その時、ある韓国人に取材をしていた時に、その人からこう言われます。

 

 「あんた、学問やっちょるじゃろ、俺たちのことを記録して、残してくれ」と。

 

頼まれたのです。

 

 その時の出来事が、林さんに記録作家になる決意をさせました。

 

 私は、このくだりが、とても心に響きました。

 

 それは、学問というのは、人を助ける力になれると思ったからです。shine

 知識があるということ、文章を書く力があるということ、伝える力があるということは、何かを伝えたくても伝えられない人たちの声の代わりになれるのです。shine


 林さんはそれから、83歳になられた現在も作品を書き続けていらっしゃって、2月からはその日常生活を追ったドキュメンタリー映画、「抗い 記録作家 林えいだい」が公開されるそうです。movie

 

*リンク先は、映画「抗い 記録作家 林えいだい」のサイトです。

http://aragai-info.net/

 

 この記事は、この日の私の大きな収穫でした。

 

 ところでこの日、私が狙っていた獲物ですが、実は先日の「日本会議の研究」の販売差し止めに関する記事でした。

 

 裁判の詳細について、もう少し詳しく知りたいと思っていたのです。

 

 ところがこの件に関しては、東京新聞には踏み込んだ記事がありませんでした。

 

 また、この日の大きな目的であった、この件に関する朝日新聞、1月12日も社説も、どうした理由か、この日の朝日新聞だけが図書館に無く、コピーを取ることができませんでした。

 

 そこでしかたなく、普段はあまり読まない産経新聞と毎日新聞も探しました。(←書き方があまりにもストレートでスミマセン…。)

 

(「日本会議の研究」を出版した扶桑社は、フジサンケイグループ傘下の出版社であるためか、この件に関しては、他紙より少しだけ量の多い記事を書いています。)

 

(また、毎日新聞はたしか、何かの出来事に関して過去に良いと思う記事を見かけたことがありました。)

 

 産経新聞からは販売差し止めの記事は見つかりましたが、裁判の全体に関する記述はありませんでした。

 

 そしてふたつめの、予想外の収穫が得られたのは毎日新聞で、ドイツの国民的歌手で旧東ドイツの反体制派詩人、ポルフ・ビーアマン氏の記事でした。

 

 1月13日の毎日新聞です。

 

 

 「最悪な民主主義でも独裁者に勝る」というこの記事では、「愚者を選挙で排除できるのが民主主義の利点。独裁政権ではこうはいかない。たとえひどくとも、民主主義の国に住めることは幸運だ」という、ビーアマン氏の言葉が紹介されています。shine

 私は基本的に、実利が得られれば形態はあまり気にしないというところがあって、「心のいい人ならば、独裁政権でもべつにいいと思うけれど…」などと考えていたのですが、ビールマン氏の考えは手堅く、まったく違いました。

 

 その言葉は、私に対する説得力が多いにありました。(笑)

 

 民主主義はポピュリズムに陥りやすく、それを嫌う人々にとっては、けっこう辛い体制ではあるのですが、それでもやはり独裁政権よりはいいのでしょう。

 

 たしかに、もしも「善良な独裁者」という人がいたとしても、結局は人間ですから、状況によってその善良さを失う可能性はいつでもあり、そうしたらその後はただの独裁国家に変わってしまいます。

 

 独裁政権は、結局リスクが高いのです。

 

 このところ、ポピュリズムの流れにうんざりしながらも、それでもたしかに民主主義というのは、独裁政権よりはましであり、自分もまたその民主主義の中で、自分にできることをするしかないのだと思わせられた記事でした。sun

 尚、この日にコピーを取ることができなかった1月12日の朝日新聞の社説ですが、ネット上、リンク先のサイトで見られることがわかりました。

 

 知っていると便利なサイトだと思いました。

 

*リンク先は、新聞社説まとめサイト、1月12日朝日新聞の社説です。

http://shasetsu.seesaa.net/article/445846171.html

 

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