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いつか「世界で一番、頭のいい国」で建国記念日を祝う夢

 11日は建国記念日でした。

 

 私は心に夢を描いていました。

 

 地球上のどこにも、まだ用意のされていない夢です。shine

 

 いつか、未来のいつか、どこかの国で、私はその国の建国記念日を祝っているのです。shine

 

 いつか、世界のどこかの、「世界で一番頭がいい国」と言われている国で、私は建国記念日の花火を見ています。

 

 私はどこか、ビルの屋上か、お城のバルコニーのような場所なのか、それともホテルの窓辺にいるのかもしれません。

 

 夜空に次々と打ち上がる、美しい花火を見ています。

 

 そこはたぶん、ヨーロッパのどこかの国でしょうか。

 

 小さな国で、少しも有名ではない国です。

 

 でもその国は、知る人ぞ知る、「世界で一番頭がいい国」と言われている国なのです。

 

 「頭がいい」というのは、学者が多いという意味ではありません。

 

 国家を構成する法体系と、政府による外交、経済政策と、それから平和に関する研究が、世界で一番優れている国と言われているのです。

 

 「優れている」というのは、いろいろな面がありますが。

 

たとえばこの国は、国土としては小国であるにも関わらず、国民の生産力が最大限に発揮され、生産物はほとんど完全消費が目指されています。

 

過剰な生産は、しないのです。shine

 

 金融による利益は禁止され、金融は国家による経営です。

 

 貿易は、おもに平和に関する研究を生産物として、外貨を稼ぎます。

 

 国内から、平和に関する研究の研究者を派遣したり、また海外から平和に関する研究をする研究者を受け入れています。

 

 自慢はこの国の外交政策で、この国は他国からの戦争の誘いに絶対にのりません。shine

 
他国から脅しをかけられても、国内の資源とお金はほとんど拠出せず、外交政策でうまいこと、戦争をかわしてしまうのです。sign03

 これこそこの国が、「世界で一番、頭がいい国」と言われるゆえんです。shine

 

 過去に何年もそうして手腕を発揮した、外務大臣はこの国の最高の職業です。

 

 頭の良さを一番華やかに、国民に見せることで、賞賛を受けられるのが外務大臣です。

 

 その一方で、国内の平和維持に関する手腕を発揮する、総理大臣もヒーローです。

 

平和の研究に没頭したがるような、口うるさい国民をうまくまとめながら、国を運営するのは並大抵のことではありません。

 

 なにしろこの国の人々は「堅実」、というよりも、とにかく自分のお金にうるさくて、ちょっとでも税金が上がると、あれよあれよという間に国会を取り囲んでしまうという人たちです。sweat01

 

 経済政策に失敗して、生活必需品の値段が上がろうものならば、それはもうフランス革命並みの騒動です。(笑)

 軍事費のために税金を上げようなんて、絶対にあり得ません!

 そんなことを言い出すような総理大臣は、「頭が悪い」と見なされ、国中から「解雇」を要求されます。

 国民の方が、政治家を「やらせてあげている」と思っていて、だから「使えないなら、解雇だ!」と言うのですが、たいした国民です。


 とにかく国民がうるさくて、この国の政治家は本当に大変です。sun

 国民がデモ慣れしている、というところもちょっとあり、国民はお祭のようにして、整然とデモを楽しんでいるというところがあります。

 

 聞けば大人たちは、子どもに「国民の権利」を教えるために、積極的に子どもをデモに連れていくそうです。

 

 国を平和なまま維持するための教育が、平凡な一般の市民のレベルにまで、しっかりと浸透しているようです。shine

 

 国民がうるさいので、この国は選挙も国会も面倒で、住むにはいろいろ大変ですが、それでもこの国の国民は、自国を好きだという人が多いです。

 

 「平和を維持することは、らくではない」。shine

 

 そう知っていても、それでも平和であろうとする努力を惜しまないのは、国民が平和の価値をよく知っているということなのでしょう。

 

 「外国を見ていて学んだのさ。平和を失った国は、大変だからな」と言って笑うおじいさんは、この国では移民なのだそうです。

 

 私もこの国では移民です。

 

 国土が小さいのと、とにかく国民がうるさい国なので、移民としてこの国に住むのは本当に大変なのですが、平和を知りたかったので、英語も含めてたくさんがんばりました!

shine(^^)shine

 

 今日はこの国で、建国記念日の花火を見ながら、私は自分の努力に大満足しています。

 

 日本にいる時は建国記念日なんて、ただの休日でしかなかったのですが、この国では建国記念日はお祭り騒ぎです。

 

 何しろこの国は、社会への関心が並大抵ではない口うるさい国民と、その国民によって選ばれた政治家によって運営されている、「世界で一番頭がいい国」なのですから。shine

 それはもう、その誇らしさを再確認する建国記念日というのは、大変な祝日です。

 

 次々と打ち上がる美しい花火を見ながら、私は遠くの日本を思います。

 

 日本の税金は、膨張し続ける軍事費のために、大変な金額になっているそうです。

 

 街中のにぎやかな音楽と、あちこちで上がる乾杯の歓声を聞きながら、私は少しさみしく思います。

 子どもたちは、生まれてくる国を選ぶということができません。

 

 日本に生きる子どもたち。

 

あまりにも大きな荷物を負わせられている子どもたちです。

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