« 2017年8月 | トップページ | 2017年10月 »

2017年9月

米軍はカメジローの、いったい何を恐れたのか?

 映画「米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名はカメジロー」ですが。movie

 

 観に行く前は、「米軍(アメリカ)が最も恐れた男」と言われるカメジローさんという人は、いったいどれほど頑強で迫力のある男性なのだろう?と思っていました。

 

 写真で観たカメジローさんの姿は、なんだか笑っています。ちょっとおもしろい人のような感じですが。

 

 「でも、もしかしたら、声が恐いのかもしれない。話し方が恐いのかもしれない」と、観る前は少し緊張しました。なにしろ、「米軍(アメリカ)が最も恐れた男」だと言うのです。きっとすごい迫力の人に違いありません!sweat01

 

 ところが映像で出てきたカメジローさん(瀬長亀次郎さん)は…。

 

 なんだか明るくて、楽しそう?!(←ウソでしょう? ぜんぜん、恐くなさそうです!)

 

 いったいどうしてこの人が?

 

 ところが観ているうちにわかってきます。

 

 たしかにこれは、米軍(アメリカ)にとっては恐いかも…。sweat02

 

 というのは、映画のはじめの方で出て来るのですが、カメジローさんの追っかけをしていたという男性が言うのです。

 

 「追っかけするのは、楽しかったよ」と、うれしそうに。sun

 

 そう、実は、カメジローさんと言う人は、なんだか雰囲気が明るくて、見ていると気分が良くなってしまうような人だったようなのです。shine

 

 だからカメジローさんが演説をすると、米軍の圧政に不満を抱えていた人たちは、みんな気分良く、カメジローさんのファンになってしまう…。

 

 カメジローさんの力とは、腕力とか、陰謀をたくらむ力とかはまるで違う、とても真っ直ぐで明るい人間的な魅力なのです。

 

 これは米軍(アメリカ)にとっては、なかなか厄介だったと思います。

 

 何しろ米軍の沖縄統治の姿勢は、「(米軍は猫であり、沖縄は鼠である。猫の許す範囲しか鼠は遊べない」というものでした。

 

*リンク先は、その言葉が載っている沖縄公文書館のサイトです。

http://www.archives.pref.okinawa.jp/ryukyu_government/5495

 

 ところがカメジローさんが動き出すと、鼠であるはずの沖縄の人たちがカメジローさんを中心に力を結集してしまい、「猫に噛みついていく鼠」となってしまうのです!impact

sweat01

 瀬長亀次郎さんには、まっすぐな気持ちで、ばらばらの人たちの心をまとめて「大きな力」に変えてしまうという、そういう人間的な魅力がありました。shine

 
たしかに米軍は「強い力」を持っていましたが、でも、カメジローさんにはまったく違う種類の「力」がありました。

 米軍が持っていた力は、沖縄の人たちの土地を奪い、沖縄の人たちを傷つける力でした。

 

 ところがカメジローさんが持っていたのは、沖縄の人たちに希望を抱かせる力だったのです。sun

 結局、沖縄が本土に復帰しても、状況はあまり変わらなかったのかもしれません。

 でも米軍に対してカメジローさんという人が、まさに「人間的に勝利」していたということは間違いないでしょう。shine

 

*リンク先、Wikiの写真ですが、亀次郎さんが刑務所から出てきた時の写真です。刑務所の外にはたくさんの支持者が待っていて、その人たちに手を振っています。

(^0^)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%80%AC%E9%95%B7%E4%BA%80%E6%AC%A1%E9%83%8E

 

*リンク先は映画「米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名はカメジロー」の公式サイトです。

http://www.kamejiro.ayapro.ne.jp/

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

カメジロー、笑っちゃいました♪

 映画、「米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名はカメジロー」。movie

 観に行く前は少し怖かったので、正直な思いがかけませんでした。

 それは沖縄という土地の、本土からは想像もつかないであろう米軍の圧政と、それに抵抗した政治家という構図を思った時、それはどれほどハードな戦いであっただろうかと、たじろぐ気持ちを感じていたからです。sweat02

 

 でも見に行ってみたら、意外とそのあたりはOK!でした。

 

 米軍のふるまいは、出てくることには出てきます。

 

 でも、それよりも、カメジローさんという人の魅力が明るくて、そちらが印象に残ってしまうのですsun

 沖縄の戦後が織り込まれた、いたって真剣、真面目な映画です。

 

 それなのに、不謹慎な私は、映画を観ながら何度か笑ってしまいました。

 

 ここでは、私が笑ってしまった3カ所をご紹介します。

 

 どれも私が、映画館の暗闇の中で書きとったメモと記憶を頼りに書きますので、正確な表現ではありません。pencil

 

 でも「これはおもしろそうだ!」と思った方は、ぜひ映画館でたしかめてくださいね!(笑)

 

 笑ってしまったことその1

 

 映画の中で、カメジローさんは投獄されてしまいます。その刑務所はカメジローさんの自宅の隣にありました。

 

 カメジローさんは獄中から、家族への手紙にこう書いたそうです。

 

「この独房からは、我が家の屋根が見えます。私はこの独房が大好きです」。

 
……。sun

 

(^^;)

 

 笑ってしまったことその2

 

 カメジローさんが投獄されていた刑務所で、囚人たちが待遇改善を求めて暴動を起こします。それに手をやいた刑務所側が、助けを求めたのがなんと、収監されていたカメジーさんでした。もともと民衆に人気のある政治家だったので、刑務所側も事態の収拾に期待をしたようです。

 

 その時、職員がカメジローさんを尋ねると、カメジローさんはなんと読書をしていたとか?!

 

 映画を観ていた私は、はっと思います。

 

 「ええっ、それはもしかして、福澤諭吉さんの有名な『ウェーランドの講義』的に、泰然と?!」。sweat01

 

 ところがその後のカメジローさんの言葉に、くじけます。

 

 なんとカメジローさんは、その時に読んでいたユーゴーの「レ・ミゼラブル」があんまりおもしろかったので、熱中してしまっていたそうです。だから、暴動に気づかなかったとか。(笑ってました…。)

 

book(^^;)sun

 

 笑ってしまったことその3

 

 カメジローさんは民衆の支持を得て、那覇市の市長に当選します。ところがこれを嫌がった米軍は、なんと那覇市の水道を止めるという暴挙に出ます。sign01

 

 これにはさすがにカメジローさんも、心を痛めたようです。

 

 ところがその時、市民はカメジローさんの当選を恨むかと思いきや、なんとカメジローさんを支えるために行動するのです。

 

 なんと、市民が自主的に納税に?!sweat01

 あるおばあさんの言葉ですが、「米軍がカメさんをいじめるから、納税に来たサー!」(←たしか、沖縄風のこんな感じの言葉。)とのこと。

 そこで、「ええっ?、自分から税金を納めに来ちゃったの?!」と、映画を観ている私は目を丸くしてしまいました。

 いくら自分たちの支持するカメジローさんが意地悪をされていて、悔しかったからって、それを支持するために、納税に来てしまうなんて?!(笑)sun

 

 ちなみにこの時の、那覇市の納税率は97%になったと言われているそうです。sign01

 

 そしてこの時のカメジローさんはとにかく米軍や財界に邪魔をされ、せっかく納税されたお金を、今度は銀行が預かってくれないという事態です。(占領軍出資の銀行は、那覇市に対する補助金、融資、預金の凍結をしていました。)

 

 そこで市では大きな金庫を買って、職員が犬まで動員?して(笑)、集まったお金の番をしたそうです。

 

 また、カメジローさんのもとには、5000通もの応援の手紙が届きました。sun

 

 とにかく映画を観る前のたじろぎと、映画を観た後の印象がこれほど違う映画もめずらしいという気がします。

 瀬長亀次郎さんという人には、どこか底を抜けているような明るさがあって、ついついそこに惹かれてしまいます。

 映画を観た後はとにかく「日本に、こんな痛快な政治家がいたなんて!」という驚きと、「観にきて良かった!」といううれしい気持ちになりました。shine

*リンク先は「米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名はカメジロー」のサイトです。
http://www.kamejiro.ayapro.ne.jp/ 

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

カメジローを観に行きます!

 瀬長亀次郎という人の映画を観に行くことになりました。

 

 沖縄の人です。

 

 アメリカの統治下にあった沖縄で、米軍の圧政に抵抗していた人だそうです。

 

 Wikiで見ましたが、共産党がどうとかsweat01、内容が私には少し難しそうなので、映画を観ても、果たして内容をきちんと理解できるかどうか、心もとない気もしますが。(笑)

 「米軍(アメリカ)が最も恐れた男、その名はカメジロー」というタイトルに魅かれました。movie

 

 アメリカに占領され、そのまま統治下に置かれ、米兵に威張られて、さぞ悔しい思いをしていたであろう沖縄で、アメリカに屈服させられるものかと抵抗していた人がいる!

 

 カメジローさんとは、いったいどんな人だったのでしょう。shadow

 観てきます!
 

shine(^^)shine

*リンク先は映画「米軍(アメリカ)が最も恐れた男、その名はカメジロー」の公式サイトです。
http://www.kamejiro.ayapro.ne.jp/

*リンク先はWikiの瀬長亀次郎のサイトです。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%80%AC%E9%95%B7%E4%BA%80%E6%AC%A1%E9%83%8E

| | コメント (0) | トラックバック (0)

昨年の夏の方がこわかった

 今日はまだ暑かったのですが、やはりもう「夏は終わった」という気分です。sun

 

 そしてふり返ってみると、今年の夏は、昨年の夏とは少し違っていたと思います。

 

 一般的な意味での夏としては、今年は多少お天気がおかしかったという程度です。rain

 

 でも、こうしたブログを書いている私としては、昨年の夏と今年の夏では、大きく違っていると思うことがあります。

 

 それは、昨年の夏の方が、私は世の中の雰囲気がこわかった、ということです。

 

 昨年の夏は、本当に気味の悪い感覚に苛まれた夏でした。

 

 昨年の夏、7月21日頃から私は、沖縄県の高江における機動隊と住民の騒動と、それらが本土ではまったく大手のメディアによって放送されないという不気味さに、すっかりこわくてたまらない気持ちで過ごしていました。

 

 ちょうど8月下旬にある大学で、日本の法制度に関する講演を聴いていたのですが、その時に法律のお話を聴きながら、とても奇妙な気分になったことを覚えています。book

 

 その場所は都内のある有名な私立大学で、その会場にいた百数十人の人たちは、おそらくほとんどが本土の人でした。

 

 本土の人たちはおそらく沖縄の、それもテレビや新聞でほとんど報道されない出来事を、知っているはずなどありません。

 

 静かな会場で法律のお話を聴きながら、私の頭の中には、その時もまさしく現在進行形で起こっていると思われる、高江の住民と機動隊の騒動がありました。

 

 数日前に80代の車いすの女性が手に数針、縫わなくてはいけないほどの怪我をした後だったと思います。

 

 日本の法制度の歴史について聴きながら、その時でも時折ちらりと頭の中に、「今日もまた、住民側に怪我をした人が出ているのかもしれない」と、不安な気持ちが騒ぐのでした。

 

 法治国家の静かな講演会場で、法律に関する講演を聴きながら、私の頭の中では、機動隊が住民相手のもみあいで、住民に怪我をさせているという事実を、日本の法律の枠組みの中で、合法であるのか、非合法であるのかもわからずにいました。

 

(あの出来事に関しては、今でも合法なのかどうかがわかりません。機動隊は、機動隊の排除に従わない住民に怪我をさせることがあっても、法律上は、問題はないということになっているのでしょうか? それが犯罪者ではなくて、ただの抗議活動であるとしても?)

 

その時点でもう1か月以上も本土では、高江の出来事に関する「メディアの黙殺」が続いていました。

 
不安と思考の混乱に耐えられず、私は思わず、壇上の先生に質問をしていました。

 

それは、先生がご用意されてあった講演の内容とは、まったくすじがはずれた質問で、それでもその時の私には、何かの希望がほしかったのです。

 法律…、弁護士、…、法律…。

 法律の専門家?!

 何かが、関係があるような…。

 「何かをうち破りたい!」という気持ちが、私の背中を押しました。thunder

 
「警察の組織が、無抵抗で活動している住民に、しかも老人に大怪我をさせてまで、国家の命令に従わせてもいいとするならば、それはいくら国家の意図だとしても、法律に反しているということにはならないのでしょうか? その状態が合法で問題はないとするならば、それは法律の方が誤っているのではないでしょうか!」。

そこまで自分の言葉をまとめる力もなく、意気地なしの私は、およそ150人の高江の出来事を知らない人の前で、そしておそらく壇上の先生も本土で報道されないその出来事をご存じないという中で、私はおそろしくて、高江の出来事が本土では報道されてもいないということさえ、言葉にすることができませんでした。

 

頭の中を思考が走っていました。

 

「報道の自由は日本の憲法で保障されていた?」。

 

「ううん。あれは言論の自由だった? 報道の自由は? ああ、もっと憲法の内容を正確に覚えておくべきだった」。

 

「ああでも報道機関なんて、結局はただの『株式会社』じゃない?! 何かを報道しなくてはいけないという責任なんか、おそらくない」。

 

「機動隊に住民が怪我をさせられていると言う出来事が、まさかこの日本の本土で報道されないなんて、なんておそろしい!」。

 
(ああ、でも、とにかくこの状況をうち破りたい!)thunder

 先生が、お優しい先生だったのは幸いでした。

 

150人もの聴講者の前で、何も変えられなかったけれど私は、みじめな敗北感には泣かずにすみました。

 

先生への感謝の気持ちと一緒に、何も言えなかったけれど、心の中で思いました。

 

いつか、もう2度と、こんなことが2度を起こらない社会にするには、どうしたらいいのだろう?

 もっと何か、いろいろなことを知らなくては…。

 

 そんなことがあった昨年の夏に比べれば、今年ははるかに負担の少ない夏でした。

 

 高江の出来事はその後も、たいして報道されませんでした。

 

 数か月後の機動隊員が「土人!」と叫んだ映像は、さすがに本土でも報道されました。

 

 その後も沖縄では、いろいろな住民が怪我をするような事態が起こっていて、それらは本土ではたいして放送されません。

 

 でももう、今年の夏は本土でも、いろいろな人たちが知るようになったことがあります。

 

森友学園問題や共謀罪の成立で、たくさんの人たちが現在の政権の行動を見ています。

 今年、その不安な感覚を知っているのは、もはや私だけではありません。shine


 今年の夏は、一昨年のような普通の夏でした。

 

 空が明るくて、うんざりするほど暑くて、奇妙な雨が続いた、かすかにおかしな夏でした。

 

 でも、社会の綻びに私だけでなく、もっとたくさんの人たちも気づいていて、不安が共有されている夏でした。

 

 戦争のテレビ番組がやけに多く、内容がやけに踏み込んでいて、深かった。

 

 ひまわりが明るく咲いていて、冷たい飲み物もずいぶん飲みながら過ごした、普通の夏でした。sun

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「貧困と独裁」の調査をした人たち

 朝日新聞デジタルによると、英国の研究チームによる調査で、「経済的に不安定な人は、独裁的な人を支持しがちになる」という結果が出たそうです。

 

*リンク先は、朝日新聞デジタルです。

http://www.asahi.com/articles/ASK8D6SF8K8DULBJ003.html

 

 どうしてなのでしょう?

 

 不思議に思います。

 

 調査の内容や結果について、もっと詳しく知りたいのですが、日本語では情報が見つかりません。

 

 ちょっと残念です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2017年8月 | トップページ | 2017年10月 »