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かつてはフランス女性を素敵と思っていたけれど

 ハリウッドのゴールデングローブ賞授賞式で、参加者が黒のドレスやスーツでカメラに応えていたのはつい先日のこと。

 

 #MeTooへの賛意を表明し、“Time‘s Up!”を高らかに宣言していた会場は、世界を前人未踏の領域へと引き上げようとする、大きな昂揚感に包まれていたと思います。shine

 

 その後、フランスのカトリーヌ・ド・ヌーブさんの#MeToo批判が炎上し、今日はまた、新たにブリジット・バルドーさんの#MeToo批判です。

 

 私はもちろん、#MeToo支持派です。

 

 今日はもう、ため息をつきながら、ブリジット・バルドーさんの記事を読みました。

 

 そして思います。

 

 すっかり時代が変わったのだ、と。

 

 どういう風に?

 

 なんというのでしょう。

 

 今までには、感じたことのない感覚です。sun

 

 私が10代、20代の頃、フランスの女性というのは私にとって、あこがれでした。

 

 その頃の日本では、女性はとにかく若さがもてはやされ、そしてある程度の年齢になると社会が今度は女性に地味な衣服やスタイルを要求し、その年齢らしい振る舞いを迫るのです。

 

 そうした日本の社会の息苦しさの中、フランスの女性というのは、年をとってもおしゃれをやめない、性的な魅力もアピールし、堂々と恋もするものと耳にして、自由で大人を思わせる、そのイメージに大いにあこがれを抱きました。

 

 ところが今回の#MeToo騒動(?)では、どう見てもフランスのかつての大女優がそれほど美しくは見えません。

 

 美しいどころか、その発言を聞いているとむしろ、醜悪な古くさい魔女の姿でも見ているようにさえ思えます。

 

 これはいったい、どうしたことでしょう?

 

 若い頃にあこがれた、自分の中の「フランスの美女像」というものが、いつの間にかひからびた、気味の悪い老婆の人形に姿を変えていて、それを見た私は、悲鳴をあげながら「こんなものは、もう、いらない!」と、その醜い木の枝を投げ捨てるというか…。

 

 いったい何が変わってしまったのでしょう?

 自分でも予想外の心の動きでもあるのですが。

 

 ひとつ、思い出していることがあります。

 

 「ヘアスプレー」というDVDがあります。

 

これは私の、大変なお気に入りのDVDです。

 

舞台設定は、60年代アメリカのボルチモア。

 

人種差別を乗り越えようとしている社会を背景に、旧来の人種差別などばかばかしくなってしまうような、白人、黒人の若者たちによる素晴らしいダンスと歌が次々展開され、最後には女装したジョン・トラボルタの目を丸くしてしまうようなダンスに大爆笑しながら、人種差別の終焉を目指そうとする新しい時代のうねりが身体の中で鳴り始める。

 

最後のダンスシーンでは、白人と黒人が同じステージ上で、涙が出てしまうほどの素晴らしいダンスを見せてくれる作品です。

 

このヘアスプレーのDVDの中でも、古い人種差別主義者と、新しいダンスに夢中の、その時の若者たちとの対照があらわれていました。

 

ハリウッドの黒いドレスやスーツの参加者たちは、身にまとっている衣装は黒なのに、その表情は大変誇らしく輝いていて、まるで新しい時代を見るために、心をときめかせる若者たちのような表情をしていたと思うのです。

 

対するフランスの2人の大女優は、どう見ても終わりゆく時代にしがみついている、もはや心の新鮮さをも失った、枯れゆく老婆のように見えました。

 

私は、普段はヨーロッパ志向が強くて、アメリカの何かに心からの拍手を送りたくなるということは、あまりありません。

 

でも今回だけは文句なしに、ハリウッドの輝きに心からの大拍手!をしています。shine

 

「ヘアスプレー」のダンスを見ている時と同じで、魂が熱くなってしまいそう!

 

「時代が、良い方向に新しくなる」ということは、心の中に希望がわき、本当に素晴らしいことだと思います。shine

 ましてやそれが、人間の意思によるものであり、「自分たちの力で、そういう時代にしていくのだ」と強い決意表明がされる時は、本当に素晴らしい瞬間を観ていると思います。shine

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